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スリランカ出張報告 事務局長 折居 徳正 (5/25/2005〜6/1/2005 その3)

 

<指定寄付金による寺の集会場の増築>
NICCOは、上記の家屋の修築・塗装を行っているタンゴールのマダカティア地区において、お寺の集会所の増築の依頼も受けました。NICCOは「特定の宗教や政治立場に一切関与しない」ことをポリシーとしているため、実は本来寺の施設の増改築に関わることはできないのですが、今回のこのヴァジラギリ寺の集会所については、津波の際に以下のようないきさつがあったことがわかりました。


津波がスリランカ南部の海岸に到達したのは、12月26日日曜日の午前11時ごろでしたが、実はこのお寺では毎週日曜日の午前中は日曜学校が開かれ、200人ほどの子供たちが寺の境内で学習をしていたのです。突然の津波で、子供たちの多くは1階建ての寺の集会所の屋上によじ登ることで、命が助かりました。その後2階建ての建物で無いと怖がって建物に入りたがらない子供等も現れ、住民の間から寺の集会所を2階建てにして、また津波が来た時の避難所としても使えるようにしたいという声が高まりました。


そこで、未だにスマトラ沖で余震が起き、将来の津波対策が必要とされることも事実であるため、今回NICCOはこの事業に賛同した方々からの指定寄付金のみを用いることとして、集会所を宗教の区別なく誰にでも開かれた場所とすることを条件に、増築工事を実施することに決定しました。

私が現地に到着した際に起工式となり、すべての人に開かれた集会所であり、津波の際には避難所とする旨、住職と檀家代表との同意書も交わされました。工事完成は7月21日の予定です。この集会所の日曜学校に、津波による心の傷によって来られなくなった子供たちが早く戻り、そして万一のときには近所の人たちの避難所となるよう、願ってやみません。


 

【支援募金の受付】
郵便振替:01070-5-60791
社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)
*通信欄に「スマトラ沖地震」とご記入をお願いします。

 
 

指定寄付によって集会所の増築が始まったヴァジラギリ寺。中央はインターンの林田。


すべての人に開かれた場所にする合意書を住職と交わす。


 

 

 

 

 


 

 

 


   
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