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軍・警察・ボランティアによる瓦礫の撤去作業

現地では、地震直後の12月28日より蓮岡 修が事業立ち上げのため活動を続けて来ました。1月17日には、さらに斎藤由三と村田あす香の2名が現地入りし、いよいよ仮設住宅の建設に入ります。

●1月15日
現在、ハンバントタ県の中で最も避難所暮らしの方が多いタンゴールに活動場所を定めています。
【注:タンゴール:今回NICCOが支援を行うハンバントタ県には12のDS(Divisional Secretariat、地方行政組織の階層で郡の下に当たるもの)があり、タンゴールはそのなかでも最も被害が大きかったDSのうちの一つです。】
14日15日の区長との会談の結果、現在緊急に必要な仮設住宅建設要請を受けました。
この県で避難民の最も多い地域であり、その数は1万を超えるといわれ、現在もその多くが避難所生活を余儀なくされている状況です。
本日訪れたタンゴールセントラルカレッジでは 46家族がカレッジ内でキャンプ生活をしていました。カレッジと言えば聞こえはいいですが、内装は廃ビルのようで、住民は教室を寝場所として使用し、床に敷物を敷いて体を寄せ合い寝ている状態です。このような状況下、災害の傷跡はいたるところに見られますが、カレッジ内、外ともに荒れ果てた様子ありませんでした。敷地内の積み上げられた机のように、そこに暮らす人々が団結し清掃などを行っているそうです。
長期のキャンプ生活による疲労は当然見えるものの、食料、飲料水、衣料品は十分行き渡っており、現在、緊急援助の段階は脱しています。敷地内では災害の傷跡がいたるところに残ってはいますが、カレッジ内、外部の様子から住民の連携もよく、清掃など団結して行っているようです。キャンプ内は文字通り支え合っている状態で、決して楽観視できる状態ではないのですが、敷地内を歩いていると時折見られる笑顔も見られます。
しかしその一方で、「最近は喧嘩や昼間から飲酒をする人が見かけられるようになった。」と言う声も聞かれます。また、「昼間はやんちゃに走り回る子供も、よるになると海を怖がって泣く」と訴える母親の話も聞きました。長期のキャンプ生活によるストレスによる仮設住宅建設の必要性を実感する調査なりました。
[写真]タンゴールセントラルカレッジでは現在46家族がカレッジ内でキャンプ生活をしている。



●1月2日
本日さらに2箇所の避難所を訪問しましたが、状況は昨日と同様よく政府とボラ ンティアによって管理され、WHOや保健省の調査団も、衛生状況はさほど問題無いとの見解でした。
水についても保健省調査団のDr. Beligaswaththaより政府がコントロールしているので心配していないとの回答をもらいました。
当面は近隣の県から水道水を給水車で運び、水道がある地域は徐々に水道を復旧して行く方向のようです。
本日UDA(Urban Development Authority)のMr. Yehiyeと面会し、先方はやはり一定期間住むことの出来る仮設住宅を求めていることがわかりました。
よって目標期限を2ヶ月後に延ばし、2,000家族分の仮設住宅とそれに付随するトイレの建設を行う方向で支援活動の調整を行いたいと思います。
 

●1月1日
本日ハンバントタ入りしました。町中は大きな被害を受けていますが、周囲は自然がとても美しく、人々も穏やかな農村地帯です。
遺体の埋葬は続いているものの昨日までで処理は一段落ついており、飲料水は、水道水を近隣の県から給水車で運んできているとのことです。
海沿いの家はことごとく全壊しており、5,000家族ほどが28の避難所(学校、寺院、モスク等)に滞在しています。
町の中心部では、軍、警察、ボランティアによる瓦礫の撤去作業が始まっています。
G.A.(Government Agency県知事に相当)と県選出の副大臣を中心に連日行政関係者の会議が模様されており、今日は現地訪問中であったラジャパクサ首相(ハンバントタ県選出)も出席していました。
また、UNDPの調査団に会いました。その他昨年バムでも一緒に活動した台湾のNGO Tsu Chi(慈済)Foundaitonが25人の医師団を送り込んで活動しています。また日本のNGO(名前不明)が一団体、瓦礫の撤去に来ている模様です。

●12月31日
Industrial Technology Institute(ITI)の案内で、Ministry of Science and
Technology, ITI、保健省と回り、情報の収集を行いました。
当面死体の腐乱による井戸水の汚染が大きな問題であるとの事で、テントの設置と住居の補修、飲料水の提供と井戸水の浄化、トイレの設置を中心に、ハンバントタでの調査を行う予定です。
 
●12月30日
コロンボ市内は、引き上げ途中の観光客でホテルが込み合っており、物資(水等)が大量に買われて若干不足している他は平常と思われます。
裕福なスリランカ人を中心に個人がお金や物品を赤十字に寄付する動きが広がっている模様です。
被害が大きい3県(バッティカロア、アンパーライ、ハンバントタ)の内、東部のバッティカロアは現在欧州からの大規模な支援が決まっており、現在支援の申し出が少ないハンバントタ県(コロンボからハンバントタまでは車で約8時間)を対象地として、1月1日から4日ないし5日の予定で調査に向かいます。
現在遺体の処理が追いついておらず、疫病の危険も伴うため、水、食糧を全て持参の上、ローカルNGO Sewa Lankaのスタッフと一緒に向い、先方の準備による宿舎に泊まる予定です。

【支援募金の受付】
郵便振替:01070-5-60791
社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)
*通信欄に「スマトラ沖地震」とご記入をお願いします。


 
木々に乗り上げたバス(Yala)
 
撤去作業を行う市民への聞き取り
 
行政が給水車で飲料水を供給
 
●ハンバントタからの現地レポート1月16日〜  
   
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