|
マラウィにおける農村開発の案件形成のための調査
※この調査はJICA大阪の市民参加協力事業の一環として実施されました。
○2月13日
・リロングウェ空港着
2月12日に関西空港を出発し、翌日13日現地時間の午後1時頃リロングウェ空港に到着する。
午後1時半頃に、先月21日に派遣されたスタッフの森田氏、現地スタッフのエドワード氏と空港で出会う。リロングウェ市内は空港から車で約30分のところに位置する。さらに市内から宿泊地のアパートまでは徒歩30〜40分ほどかかる。
・ネット環境整備
パソコンをインターネットに接続するために、マラウィネット社に寄り登録。その後森田氏、エドワード氏から、市内の状況、緊急支援活動の内容の説明を受ける。
○2月14日
・リロングウェ市内視察
気候
サバナ気候と言うことである。現在は雨季。3月の終わりか4月中旬までが雨季だと言うことだ。天候としては、夏にもかかわらずさほど暑くない。雨は、夕立のように短時間で集中的に降り、かなり激しい。
言語
公用語は英語とチチェワ語である。市内に住む多くの人は、両方とも達者にしゃべれる。学校の授業ではほとんどのクラスで英語しか使ってはいけないという。良い製品のものが売っているようには見えない。ほとんど中古のものが売られているようだ。野菜や果物も売られている。値段は安いところもあれば、安くない所もある。食べ物は新鮮には見えない。街を歩く人は、大人子ども限らず気軽に挨拶してくる。至る所で挨拶をした。鎖につながれていない犬がほとんどなので、注意が必要。
交通手段
アパートから市内までは徒歩か自転車かバスである。徒歩なら30〜40分。バスに乗れば市内までは一人20マラウィクワチャである。自転車は一台しかないので、1人以外は徒歩かバスである。バス停があるが(正式なバス停ではなく、ここらへんで乗れるというに過ぎない)、待ち時間やコストを考えると原則歩いた方が良い。バスターミナルもある。バスは、満員になり次第出発する。よって、正確な時刻表などあるはずもなく、運行はかなり不定期である。
人々の主な移動手段は、徒歩か自転車、バスということである。車に乗れるのは、やはり裕福な人たちに限られるらしい。車については、多くが日本車の中古であるとみられる。市内の状況としては、市内だけには限らないが、道路はコンクリートが適当に敷かれているだけで、整備されているとはいえない。バスは、日本から中古で輸入してきたと思われるバン(トヨタのハイエースなど)で、そのなかに20人くらいが詰め合って乗っている。タクシーは、日本のように会社によって見た目が決まってるというわけではなく、見た目は一般の車であるからタクシーか否かわかりにくい。公共交通機関としてはバスとタクシーがある。
4月からの宿泊予定地視察
4月から宿泊場所を変えなければならないので、アパート探しを行う。向かったアパートは、現在のアパートのオーナーと同じ。交渉がまとまったので、4月からそこに住むことになった。サリームの事務所はUSドルからマラウィクワチャへの両替も行っている。
食料
食糧入手経路としては、主に2つに分けられる。1つめはスーパーで、他方は露店の市場である。スーパーにおいては品揃えはかなり良いと思われる。食料品だけでなく、他様々な消耗品が売られている。露店の市場に関しては、大小さまざまな規模の市場が存在し、大きな市場では食料品だけでなく、衣類や工具、部品など種類は多い。食品の新鮮度はスーパーの方が良いと思われる。物価は日本とあまり変わらないであろう。
○2月15日
・JICAマラウィ事務所訪問
JICAマラウィ事務所を訪問し、関係者と面談を行った。緊急支援としての種配布の状況報告、4月末までの作業内容などを相談した。その他、業務遂行上のアドバイスを受けた。
・メイズ畑視察
メイズ(トウモロコシ)はマラウィでは主食とされている。現在は雨季で、多くのメイズが育っている。エドワード氏、デイヴィス氏の三人でメイズ畑を訪問する。メイズはハイブリッドシードから育ったものと、ローカルシードから育ったものの2種類に分けられるが、ほとんどがハイブリッドシードであるという。ハイブリッドシードは1年目は育ちが良く実をつけるが、2年目は実をつけない。ローカルシードは毎年実をつける。道脇に売っていたグリーンメイズを試食。甘さは少なく、粒は堅めだった。大きさは日本で売られているものとあまり変わらない。
○2月16日
・現地専門家に提出用の書類作成
明日は、マラウィのドーワでパーマカルチャーを行っている現地専門家のもとを訪問する予定である。NICCOの今後の支援として、パーマカルチャーに基づく有機農業の普及がある。現地でどのようなパーマカルチャーが行われ、現地にふさわしい有機農業の方法を調べる予定である。会談に会うに当たり、我々の活動予定を伝えるため、JICA「市民参加協力事業」変更申請の英訳を行う。
・自転車の購入
サリーム氏に依頼し、自転車を一台購入。アパートから市内までの移動時間の短縮が見込まれる。ただ、日本と違い、購入直後の自転車は様々なところが傷んでいるので、自分で修理が必要。
○2月17日
・農場視察訪問
岡本、森田氏、エドワード氏、デイヴィス氏の4人で、パーマカルチャー農場に向かう。アパートから農場のあるドーワまではバスやタクシーを乗り継ぎおよそ1時間半から2時間で到着。農場にあったコンポストトイレを視察。農場の近くにあり、堆肥をすぐに畑に撒けるようになっている。トイレはいくつか並んでいる。トイレの横に穴を掘り、そこから醗酵した便を堆肥として取り出せるようになっている。
その後現地専門家と面談、まず今後の活動予定を伝える。さらに雨季であることを考慮しメイズとビーンズの播種をおこなうタイミング、現地農民が行うことが可能な有機農業の方法等をおよそ2時間にわたり話し合った。また、3月9日に京大の西村和雄専門家が来訪することを伝え、協力して事業対象地への支援を行うよう依頼した。午後からは農場を視察。土の管理方法、ローカルシードで育ったメイズとハイブリッドシードで育ったメイズの違いなどを詳しく説明された。その後再びミーティング。いつ現地に行けるかをうかがった。今月27日か28日に現地を訪問される予定である。
○2月18日
午前中は森田氏と銀行へ預金の引き出しを行いに行く。その後岡本、森田氏、エドワード氏、デイヴィス氏とともに、追加配布予定のメイズの種を買いに行く。。メイズの種を75kg購入。1kgあたり195マラウィクワチャ。合計14625マラウィクワチャ。次回それらはムワザマにてに配布される予定である。午後からはエドワード氏が以前に作った文書を、日本語訳しまとめる。

写真左がチンクンタ氏。同氏の農場を訪問し、有機農法、パーマカルチャーの考え方などの説明を受ける。

チンクンタ氏のパーマカルチャー農園にあったコンポストトイレ。

市場の様子。食料品だけでなく様々なものが売られている。人々には活気がある。
|