緊急災害支援


スマトラ島地震緊急支援 第1期活動報告

9月30日に、インドネシア・スマトラ島パダン沖で地震が発生してから、1ヶ月が経過しました。
西スマトラ州当局は、この地震による死者数は1,195人、13万棟以上の建物が倒壊したと発表しています。

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NICCOは、地震発生翌日の10月1日に支援の実施を決定すると、翌10月2日には直ちにスタッフを現地に派遣し、迅速な支援活動をスタートさせました。
被害が大きかったパダン・パリアマン県の山間部に位置するリマ・コタ・ティムール郡を事業地に決定。
以来、被災地のパダン・アライ、リマウ・プルット両診療所との協力体制の下、現地の医師や看護師と活動を共にし、道路の破損で交通が寸断され、診療所まで来ることが困難な遠方の村々に車やバイクで医療チームを送り込んでのモバイルクリニック(巡回診療)を続けてきました。
更に、クドゥ・ガンディン村で臨時クリニックを開設していた自衛隊医療部隊が10月17日で撤退したため、地元住民の要請に対応し週に一度、自衛隊の旧活動地での診療活動を実施しました。
モバイルクリニックについては、10月29日の診療を以って全活動を完了し、10月6日の診療開始以来、32地点で計1408名を診察しました。(詳細は下記参照)
尚、医療支援の終了に伴い、未使用の医薬品については県保健局へ寄贈しました。これらの医薬品は、今後国連Health Clusterの調整を受け、他援助機関の医療支援で利用されることになります。

school_1.jpgまた、インドネシア政府は、各学校に対して10月5日からの授業再開を通達していましたが、被災地ではほとんどの校舎が倒壊しており、仮設校舎再建がやっと開始されつつあるのが現状です。当面の仮設校舎が切望される中、NICCOは、同県ならびに同郡の教育局からの要請を受け、教室としても使用できる大型のテントを、小学校に配布し、そこで子どもたちを対象にした診察活動と心理社会的ケアプログラムの実施を開始。各学校を巡回し、子どもたちへの診察を行うことで、感染症予防等を含め、地域医療へのさらなる貢献を目指すと同時に、課外授業として、11歳前後の児童を対象に約2時間の心理社会的ケアプログラム(描画セッション)を実施しました。
児童検診も、10月29日で全ての活動を完了し、10月19日の検診開始以来、12校で586名に対して診療を行いました。
一方の心理社会的ケアでは、10月19日-29日の同期間に、12校で計310名の児童に対してプログラムを実施しました。

NICCOでは、リマ・コタ・ティムール郡での支援活動の継続を決定しており、今後は生活再建面での支援を実施して参ります。既に、雨季に入り被災者から早急に必要とされている、シェルター(木造の小屋)の建設支援を、日本人建築専門家を派遣の上で開始しています。また、被災した子どもたちが友人や家族、家を失った喪失感や、被災後の不自由な屋外での避難生活によって、精神的な傷(トラウマ)を抱えていることから、心理社会的ケアプログラムの実施を継続し、被災した子どもたちの心理社会的な安定と、復興意識の向上を目指します。更に、学校の早期復旧を目指し、被災地の学校への備品供給も開始しております。
事業の進捗状況は、引き続きホームページに掲載させていただく予定です。

私たちの活動にご賛同いただけましたら、ぜひ募金活動にご協力をお願い致します。
一瞬にして日常を失った被災者たちが、一日も早く元の生活に戻れるよう皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

モバイルクリニック診察詳細: 累計 - 10月6日-29日、32地点、1408名
●10月 6日(火)- 10月10日(土): 計498名
●10月12日(火)- 10月17日(土): 計343名
●10月19日(月)- 10月24日(土): 計371名
●10月26日(月)- 10月29日(木): 7地点、計196名の患者を診察(以下詳細)

・ 10月26日(月)
 場所1:Limau Purut村Kampung Lambah集落
 患者数:75名
 場所2:Gunung Padang Alai村Koto Tinggi集落
 患者数:6名(下記児童検診と同時実施)

・ 10月27日(火)
 場所1:Limau Purut村Kampung Ladang集落
 患者数:48名
 場所2:Gunung Padang Alai村Patamuan集落
 患者数:21名(下記児童検診と同時実施)

・ 10月28日(水)
 場所1:Kudu Ganting村Pasar Balai Kudu集落
 患者数:17名
 場所2:Kudu Ganting村Bukit Kudo-Kudo集落
 患者数:18名(下記児童検診と同時実施)

・ 10月29日(木)
 場所1:Gunung Padang Alai村Sialangan集落
 患者数:11名(下記児童検診と同時実施)


小学校における児童検診、及び、心理社会的ケア:
累計 - 10月6日-29日、児童検診12校586名、心理社会的ケア12校310名
●10月19日(月)- 10月24日(土): 児童検診8校、計375名、心理社会的ケア 8校、計195名
●10月26日(月)- 10月29日(木): 児童検診4校、計213名、心理社会的ケア 4校、計115名
(以下詳細)
活動開始からの累計は、児童検診12校586名、心理社会的ケア12校310名
・ 10月26日(月)
学校:SDN 16 - V Koto Timur
 (Gunung Padang Alai村Koto Tinggi集落)
 児童数(検診):合計89名
 児童数(心理社会的ケア):合計37名(4-6年生)

・ 10月27日(火)
学校:SDN 22 - V Koto Timur
 (Gunung Padang Alai村Patamuan集落)
 児童数(検診):合計50名
 児童数(心理社会的ケア):合計22名(4-6年生)

・ 10月28日(水)
学校:SDN 23 - V Koto Timur
 (Kudu Ganting村Bukit Kudo-Kudo集落)
 児童数(検診):合計26名
 児童数(心理社会的ケア):合計28名(全児童)

・ 10月29日(木)
学校:SDN 24 - V Koto Timur
 (Gunung Padang Alai村Sialangan集落)
 児童数(検診):合計48名
 児童数(心理社会的ケア):合計28名(4-6年生)

※折居事務局長の現地レポートもぜひご覧ください。


 

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