緊急災害支援


NICCOのアフガニスタン人道支援


アフガニスタンでは、長年の内戦の影響で学校が不足し、また、貧困のために子ども達が働いて家計を助けるケースが多いため、教育を受けられない子どもがまだまだ多いのが現状です。アフガニスタン教育省によると、2008年時点でアフガニスタンにおける初等教育の就学率 (Net enrolment rate) は男子65%、女子40%となっており、約30万人の子ども達が就学できていないと報告されています(「国家教育戦略計画 2010-2014 (National Education Strategic Plan 2010-2014)」より)。

そこでNICCOでは、現地提携団体RSDO (Razi Social Development Organization) と協力し、隣国イランから日本人スタッフが電話/メールにて連絡する遠隔操作方式で、アフガニスタン・ヘラート州の農村部3地区において、6教室の校舎の他、トイレ、井戸、学校周囲の壁を建設しています。アフガニスタン教育省ヘラート局の協力のもと、今年5月に建設を開始し、9月に完成する予定です。さらに、学校備品を供与して学習環境を整備することで、子ども達が読み書きの能力、知識を身につけ、引いてはアフガニスタン国内のさまざまな問題の解決につなげていきます。

また、小学校の建設を行った3校区内において、女性を対象としたダリ語の識字教室の開催もしています。女性を対象とした識字訓練についてのレポートはこちら



2011/11/6
こんにちは。イラン事務所の村田です。
今回は、アフガニスタン・ヘラート州における学校建設のプロジェクトで、建設が完了した学校のオープニング・セレモニーの様子について、ご紹介させて頂きます。

111202.jpg
写真:完成した校舎とトイレ。校舎やトイレの入り口には身体障がい者に配慮したスロープ、また専用のトイレも設置しました。(エシャック・スライマン校)

NICCOでは、初等教育の就学率の向上を図り、「国家教育戦略計画」の目標達成に貢献するため、アフガニスタン・ヘラート州の3村において、校舎・トイレ・井戸の建設を実施していることは前回ご紹介しましたが、さらに机やいす等の学校備品の供与を行いました。

10月には、子どもたちが楽しみに待っていた校舎のオープニング・セレモニーを開催し、アフガニスタン政府教育省ヘラート局・局長、経済省ヘラート局・局長、学校関係者、村の自治会メンバー、先生・生徒たち、そして多くの住民が臨席して校舎の完成を祝うとともに、教育省ヘラート局から日本の支援に対する感謝状が贈呈されました。

111202-2.jpg
写真:スピーチを行うRSDO代表ラフマニ氏(左)と校舎のオープニング(右)
(イマーム・シシュ・ヌール校)

111202-3.jpg
写真:日本の支援に対する感謝の言葉を述べる生徒(シャバッシュ校)

子どもたちは屋根のある教室で勉強できるようになり、学校に来ることがますます楽しくなりました。これから厳しい冬がやってきますが、もう雪が降っても温かい教室で勉強を続けることができます。

111202-4.jpg
写真:新しい教室で授業を受ける生徒たち(エシャック・スライマン校)

NICCOでは子どもたちの学習環境を整備するため、引き続きジャパン・プラットフォームの一員として、ヘラート市内の2校および村落部の2校において、校舎やトイレの修復を実施しています。



2011/08/20

こんにちは。イラン事務所の村田です。
イランではラマダン(イスラム暦第9月)の真っ只中。
人々は日の出から日の入りまでの間、イスラム教徒の義務の一つである断食を行っています。

さて今回、ジャパンプラットフォームの一員として実施している、アフガニスタン西部のヘラート州で実施している学校建設の様子をご紹介したいと思います。
日本では、学校に屋根のある教室があり、十分な数の机といすが並んでいることが当たり前ですが、
アフガニスタンでは学校や教室の数が足りないため、中に入りきらない子どもたちは外に設置された黒板の前に座って授業を受けています。もちろん、机もいすもありません。なるべく日陰に入るようにしても、夏の気温が40度を超える中で授業を受けるのはとても大変です。
(写真:イマーム・シシュ・ヌール村の小学校の授業風景)


NICCOでは、初等教育の就学率の向上を図り、「国家教育戦略計画」の目標達成に貢献するため、アフガニスタン・ヘラート州の3村で学校建設を実施しており、さらに机やいす等の学校備品の供与を行う予定です。

現在、6教室の校舎の他、トイレ、井戸、学校周囲の壁を建設しており、今年9月に完成する予定です。ラマダン月で日中は食べたり飲んだりできない建設作業員の皆さんも、教室で勉強ができる日をとても楽しみにしている子どもたちのために、懸命に働いてくださっています。イラン事務所では、アフガニスタン側の提携NGOと協力し、事故なく無事に校舎が完成するよう、毎日進捗を確認しながら進めています。
(写真:シャバッシュ村の学校建設の様子


アフガニスタン国内での、女性を対象とした識字訓練についてのレポートはこちら