緊急災害支援


ハイチ地震被災者支援 現地リポート (8)

NICCOのハイチ地震被災者支援これまでの緊急災害支援
8月20日 村田あす香

地震発生から7カ月が経過しましたが、現在でも多くの被災者の方がキャンプ生活を続けています。また地震によってたくさんの学校が損壊し、学校の敷地内に設置されたビニールシートの下で勉強をしている子供たちがいます。
このような状況の中、6月初旬に3か所において4棟の仮校舎建設を開始しました。ここでは1か所目の仮校舎建設とトイレの改修の様子についてご紹介します。







1か所目の建設地であるトール小中学校では、日本人の建築専門家によるワークショップを通して、
現地の大工さんたちに技術移転を行いながら、地震に強い木造仮校舎の建設を行いました。
初めは少し戸惑っていた大工さんたちも、コツを覚えてからは"トラス※"と呼ばれる柱のセットを手際よく組み立てて行きます。

※トラス(Truss):構造形式のひとつで、三角形を基本にして組んだ構造のこと。
これによって耐震性を高めることが出来る。



基礎工事が終わるといよいよトラスを建てる作業です。
細心の注意を払いながら出来上がったトラスを端から順に建てて行き、補強用木材で固定します。



トラスが建て終わると、次はトタン屋根とベニヤ板の壁を取り付ける作業に入ります。
「どんな校舎ができるのかな?」毎日たくさんの生徒が様子を窺いにやってきます。
最後に蛍光灯を取りつけて、ペンキを塗れば完成!机といすも設置されました。



続いて、トイレの改修です。
トール小中学校にはもともと6基の汲み取り式トイレがありましたが、
掃除が行き届かず、ごみも溜まってほとんど使われていませんでした。
子供たちはトイレの建物の後ろで用を足していたので、トイレ周辺は悪臭を放ち、不衛生な状態でした。




資源を有効活用するために、新たに建設するのではなく、元あるトイレを改修することにしました。
便座と壁の隙間を埋めて、ごみが溜まらないようにしたり、タイル張りにして、掃除がしやすいように工夫しました。
外側には汚水を1か所に集めて流すための溝を設置し、衛生状態は大幅に改善されました。

子供たちの学校生活がより楽しくなるように、今後も学校環境改善の取り組みは続きます。



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