緊急災害支援


スマトラ島地震: 被災者支援報告 PART 5

●子ども達

今回の支援活動でも、多くの子ども達に出会いました。学校は10月13日より一応再開されましたが、まだ仮設の校舎も黒板もなく、家の倒壊で皆教科書をなくしており、授業には中々入れないで、瓦礫の片付け等をしていた学校も多かったようです。少しずつ授業も始まっていますが、雨季に入り、雨が振り出すととても授業どころではありません。NICCOは現在、教室用のテントの寄贈を開始し、黒板や机、椅子の寄贈の準備も急ピッチで進めています。
10月の第一週目にモバイルクリニックをしていた頃は、まだ学校が再開されていなかったこともあり、診療場所にたくさんの子どもが集まって来ました。地震を境に、家を無くし、場合によっては家族を無くし、学校も壊れて村の姿も変わり、世界が一変してしまった子ども達。不安そうに、淋しそうに、誰かに抱きついている子どもが多かったように思います。


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子どもへの心理社会的ケアはNICCOの得意分野。今回の支援活動には、2006年のジョグジャカルタ地震の支援の際に現地NGOのボランティアとして心理社会的ケアのプログラムに携わり、2007年にはヨルダンのイラク難民に対する心理社会的ケア事業の立ち上げにも参加した、ジョグジャカルタ出身のスタッフ、ディンディも参加しています。


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子どもが毎日集まってくるのに、診療だけして子どもには何もせずにいることはないと、ディンディを中心に、10月19日からは、学校を回っての、描画による心理社会的ケアのプログラムも開始しました。医療チームもこの週から学校を回り、診療+心理社会的ケアの組み合わせで、子ども達と地域の住民へのサービスを組み合わせて行っています。

子ども達の笑顔を取り戻すこと、それは大人達にも、もう一度頑張ろうという力を与えることに繋がります。
11月からは、より本格的な心理社会的ケアプログラムを実施予定です。

 

★その他のエピソードはこちらから
Part1: 出発と被害の状況
Part2: モバイルクリニック
Part3: 医療チームをバイクで送り込む
Part4: 人々の強さと優しさ
・Part5: 子ども達