緊急災害支援


スマトラ島地震: 被災者支援報告(全5回)

●出発と被害の状況

事務局長
折居 徳正

NICCOを支えてくださる皆さん、
10月2日から12日まで、スマトラ島パダン沖地震の被災者支援事業の立ち上げのため、現地に滞在しましたので、以下シリーズでご報告します。

9月30日(水)の夕方、インドネシアスマトラ島パダン市の沖でM7.6の地震が発生。
死者数が千人規模になる見通しとなった10月1日(木)にNICCOは支援の実施を決定し、翌2日(金)にはスタッフの佐藤収君が、また3日(土)には私自身も日本を発って現地入りしました。
過去にNICCOは2006年のジャワ島ジョグジャカルタの地震、2007年のスマトラ島ブンクル県の地震と、インドネシアで2回の活動経験があり、今回もその経験を生かして、まず医療チームを被災地に送り込むこととなりました。

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写真左: 倒壊した家の前で暮らす村人達
写真右: このように壊れかけた家の中で暮らさざるを得ない家族も多い


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写真左: 家の前の道路で寄付集めをしている子ども達が多い
写真右: 倒壊した学校校舎。 学校の実質的な再開の目処は立っていない


そのための事前調整を3日と4日に佐藤君と私の2名で分担して行い、西スマトラ州保健局から支援を依頼された地域を2ヶ所訪問した結果、被害の大きかったパダン・パリアマン県のリマ・コタ・ティムール郡で、モバイルクリニックを行うことに決めました。リマ・コタ・ティムール郡はパリアマン市から1時間ほど山間部に入ったところで、ほとんどの家が倒壊し、道路もあちこちで陥没したり、土砂崩れが発生したりしています。
人々は半壊、全壊した家の前で、ビニールシート等を敷いて野宿して生活しており、雨が降ると保健衛生の面でも大変な状況となります。食糧、水、シェルター(仮の住居)、学校の再開等、雨季の訪れを前に、多くの支援が至急求められています。

NICCOは地元の診療所や、村人達の協力を得ながら、事前に道路状況を確認し、スタッフの安全なを確保しつつ、全力で活動を続けています。


part1_5.jpgのサムネール画像

写真上: 崖崩れで陥没しかけた道路を通り、被災地に向かう

 

★その他のエピソードはこちらから
・Part1: 出発と被害の状況
Part2: モバイルクリニック
Part3: 医療チームをバイクで送り込む
Part4: 人々の強さと優しさ
Part5: 子ども達