"ミッション:竜王こどもNGOを立ち上げよ!!
竜王こどもNGOプロジェクトって?
2009年6月から2010年3月まで、NICCOは滋賀県竜王町にある竜王町立竜王西小学校の6年生50人を対象に、
総合学習の時間を利用して、全20回の国際理解教育プログラム「竜王こどもNGOプロジェクト」を実施しました。
プログラムはNICCOのマラウイ事業と同時進行で行い、
『「困っている人たちのために自分たちができることは何か」という視点で取り組む』
『社会とのつながりを意識し、本当に必要とされている具体的な支援を行う』
『他者と協働する(グループで目標を達成するために自己の役割を果たす)』
以上3点を目的に、村の写真や映像を通してマラウイを紹介したり、
マラウイ事務所現地スタッフや村人からの生の声を届けたり、
現地に派遣された講師・専門家を呼んで講義をすることで、
こどもたちがマラウイをより身近に感じられることを重視しました。
マラウイの人々のために何かしたい!(竜王こどもNGOの立ち上げ)
まず、マラウイの文化を知るために、主食であるンシマ(トウモロコシの粉を練ったもの)の調理実習をし、
現地の言葉(チェワ語)や民族音楽に触れ、その後"飢餓""エイズ""水不足""マラリア"などマラウイに在る問題を知り、
それらに対してエコサントイレなどNICCOが現地で取り組んでいる支援活動について学んでもらいました。
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| モリンガによる水浄化実験 |
エコサントイレの見学 |
マラウイの主食ンシマ調理実習 |
その結果、平和な日本とマラウイの違いや自分たちが暮らす恵まれた環境に気づき、
こどもたちの中で「マラウイの人々のために何かしたい!」という想いが芽生えました。
そして! 『DSO(誰でも スマイル OKさ〜)』というこどもたちのNGOが生まれました。
そうだ、ポスターを作ろう!(プロジェクトスタート)
NICCOはマラウイで、マラリア対策のために蚊帳を配布したり、
栄養状態改善のためにモリンガを育てることを推進していますが、
「蚊帳を使ったらこどもが出来ない」や「モリンガを食べたら足が悪くなる」など悪い迷信が伝わっていることもあり、
せっかく配布した蚊帳も正しく使っていない人がいたり、モリンガをちゃんと育てていない人がいるという問題がありました。
また、「(自分たちと違って)学校に行けるこどもが少ないこと」や「交通事故の多さ」など、
途上国特有の問題にもこどもたちは胸を痛めていました。
そこでこれらの問題に対して、自分たちに出来ることとして「蚊帳の使用」や「モリンガの利用」「交通事故防止」などを
啓発するポスターを作って現地に届けることを、DSOの支援活動に選びました。
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| ポスターのコンセプトを練り上げる |
現地スタッフにインターネットで質問 |
ポスターの下絵制作 |
ポスターが完成するまで、
「一番伝えたいことは何か」、「このポスターで伝えたいことは伝わるか」、「マラウイの人々にも理解してもらえるか」等を
村人や現地スタッフからフィードバックをもらいながら、
何度も何度も考えなおし、3ヶ月かけて8種類のポスターを作製し、
現地にいるNICCOスタッフの協力で、村のマーケットやヘルスセンター、学校などに掲示しました。
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| 現地の小学生とポスター |
ポスターを見る村の人たち |
日本人スタッフが貼ってきました |
このポスターでの支援が、マラウイの村の人たちのマラリアや生活に対する意識の改善につながっています。
さらに 「とてもよく出来ているポスターなので学校の教材にしたい」や
「もっとたくさんポスターを送ってほしい」などなど称賛の声が届けられており、
更なるポスターの送付が必要とされています。
そこでこどもたちは、活動についてワン・ワールド・フェスティバルなどで報告し、
さらにポスターを送るための募金を訴えました。
その集まったお金を印刷代、送付代とし、現在、ポスター送付第2弾に向けて準備中です
(2010年3月)。
世界を変えるには、自分自身がその変化となれ(プロジェクトが終了して・・・)
変化したのは、マラウイの人たちだけじゃありません。竜王西小学校のこどもたちの心も変化しました。
例えば、「アフリカのニュースが流れると気になって目を向けるようになった」
「外国のことはどうでもいいと思っていたけど、この活動を通して海外に目を向けるようになった」
「困っている人が居たら、何か自分に出来ることはないかな?と考えるようになった。」
「日本人は平和ボケしてるなーと思う。」
「マラウイの人は一生懸命生きてて、自殺する人もいない。」
「ご飯を残さないようになった。」
などの声がありました。(こどもたちの振り返りシートより)。
3月19日に卒業式を終えた彼らですが、中学生になってもきっと「自分にできることは何か」を考えることを忘れないでしょう。
このプロジェクトを通して、日本・マラウイの人々の意識がすこ〜しずつですが変化しています。
今後も竜王こどもNGOプロジェクトでは、こどもたちに国際協力を身近に感じてもらい、自分自身を見つめ直す場を作るなど、
相互理解の橋渡しを行いながら、共に生きる世界を目指し、こどもたちと一緒に活動していきます。