日本国内


滋賀県竜王町 ふゆみずたんぼを通した生物多様性保全


2010度まで実施していた琵琶湖モデルファーム事業で築いた成果をもとに、
引き続き滋賀県竜王町において、生物多様性の回復につながる"ふゆみずたんぼ"を中心に、
地域社会の生物多様性保全と活性化のモデル作りに取り組んでいます。
有機農法の実践の場でもある"ふゆみずたんぼ"や自然観察会などのイベントを通じ、
地域性を理解しながらグローバルに活躍できる人材の育成にもつなげます。

"ふゆみずたんぼ"ついて詳しくはこちら


生物多様性レポート vol.01    ブログ"持続可能な未来のための農業"も更新中!!

2011年6月18日(土)、琵琶湖博物館の大塚先生を滋賀県竜王町のふゆみずたんぼにお招きし、
「ふゆみずたんぼの生きもの観察会」
を実施致しました。
小雨が降るあいにくのお天気でしたが、
「また来たい!」という子どもの声が聞こえるような、楽しいイベントとなりました。
また、環境省によって絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に定められている
カスミサンショウウオや、滋賀県指定希少種の丸タニシなども確認され、
ふゆみずたんぼが生物にとって大切な生息地となっていることを再確認致しました。


<午前の部>
場所:滋賀県竜王町岡屋のふゆみずたんぼ(ふゆみずたんぼ2年目)
参加者:子ども14名、大人10名
実施要領:子どもたちは網を使いながら、40分ほど生きものを採取しました。
特におたまじゃくしが
多く、みんな楽しそうにその数を競い合っていました。
また、ミジンコなどの小さな生き物も、顕微鏡を覗いて観察しました。






<午後の部>
場所:滋賀県竜王町山之上のふゆみずたんぼ3枚、慣行農法田んぼ1枚
参加者:子ども5名、大人15名
実施要領:参加者は4枚のたんぼに分かれ、20分間でどのような種類の生きものが
     どのくらい採取できるかを比較しました。





結果、NICCOのふゆみずたんぼ(4年目)において、
絶滅危惧2種のカスミサンショウウオの生息が確認される
など、多くの生き物を確認できました。
また、慣行農法の田んぼではタマミジンコが数多く存在しているのに対し、
ふゆみずたんぼ(4年目)では、タマミジンコを餌とする底生動物が多く存在しているため、
タマミジンコが少ないことがわかりました。さらに藻がたくさん育っており、
その周辺に住む生き物が豊富であることなど、
ふゆみずたんぼが生物の多様性に重要な役割を果たすことを確認できました。
詳細は下記の「ふゆみずたんぼ生き物観察会結果表」(.xlsファイル)もご覧下さい。