イラン・アフガニスタン


社会参加意識の高い女性を支援(アフガニスタン)


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NICCOは、アフガニスタン西部、イランに近いヘラート州・ヘラート市郊外のジブリル地区で識字・IT職業訓練事業を実施しています。その地区は、イランのマシャッド(マシュハド)より帰還した元難民のハザラ系アフガン人が多く住んでいます。
タジク系アフガン人が主体となっているヘラート州では、ハザラ系住民は差別の対象となりやすく、多くのハザラ系はヘラート市を離れてこの地区に集まってきました。この地区に住む女性たちはイランで教育を受けたものも多く、女性の社会的地位向上に対しての強い意欲を持っています。しかし、ヘラート市から離れていることで市内へ出て働くことの難しさや、有益な情報を得る機会に恵まれないなどの問題が起きています。

こうした背景を踏まえて、NICCOは現地のNGOと協力して2008年7月に識字教室を開校しました。アフガニスタンに生まれて教育を受ける機会を逃した女性に対して識字教育を実施するとともに、女性の権利・自己啓発に関する各種のセミナーを随時開催することで、女性の積極的な社会参加と意識向上を支援することを目的としています。  また、コンピューターの基本技能を修得可能なIT職業訓練教室も併せて開校することで、IT技能の習得と将来の就業機会の増加に向けて訓練を行っています。 IT職業訓練教室の注目度は高く、第1期の募集では定員30名の募集に対し約100名の応募があるなど、女性の学ぶ意欲とIT技能に対する高いニーズが伺えます。この10月には第一期が修了し、その後も第二期生たちが勉学に励んでいます。


afghan10.jpg 現在、アフガニスタン国内の治安の悪化を受けNICCOのヘラート事務所は閉鎖し、イラン・マシャッドから現地のNGO団体と連絡を取り合って事業を進めています。普段はメールや電話を通してやり取りを行いますが、時には、現地のNGOが話し合いのためにイランを訪問することもあります。1つ決め事をするにあたっても、大変な時間がかかります。意思疎通の不足により生じる質の低下を防ぐことも一苦労です。しかし、開校時に受講希望者が殺到。開校記念セレモニーには、現地の自治体の文化局長をはじめ多数の公聴者が臨席するなど、期待と注目を集めています。依然として混乱した情勢が続くアフガニスタンですが、少しでも人々の生活に平和が訪れるよう、NICCOは将来に向けた支援を行い続けています。