
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の2007年12月31日時点での統計では、アフガニスタンからの難民は世界で約305万人いるとされ、イランにも多くののアフガン難民が暮らしています。
中にはイランで生まれ育った成人もいます。
しかし、たとえイランで生まれ、イランの大学を卒業しても難民にはイラン国内での就職に制限があり、低賃金の単純労働・重労働に就くことしかできません。そのため、多くの難民は手に職を得ることができず、帰還後の就職も困難な状況です。
そこでNICCOは、2003年9月にイラン東部の都市マシャッドで職業訓練校を開講しました。
10年後、20年後の世界で生き抜く技術を身につけ、帰還後に専門分野で活躍できる人材の育成を目指し、IT技術、商業印刷、映像処理や英語コースを開講しています。
就職に直結する能力の取得には専門知識の習得が重要であり、卒業生がアフガニスタンに帰還した後にも活躍できるよう、実践的訓練を盛り込んでいます。
また、アフガン難民のための就職活動セミナーとして、履歴書の書き方や就職面接の受け方などの講義、また自分の経験と将来の夢を就職活動につなげる「自己分析」を実施しています。アフガニスタンから帰還した元難民などを講師として招き、同国での生活や仕事について難民に伝える講演会も展開中。
私達、日本人も就職活動をする時に、実際に就職活動をした先輩の声などを参考にしますよね。彼らにとっても、帰還を果たした「先輩の声」がとても貴重な生きた教科書になります。
NICCOの活動が彼らの将来の成功につながるよう、NICCOは今後も後押しを続けていきます。