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レバノン人道支援 調査レポート
9月11日にレバノンに向け出発した調査員より、現地の最新レポートが届きました。
空爆の爪後がくっきりと残る中、どのような支援が可能なのか、調査の真っ最中です。
** 報告者:折居 徳正 **
(9月19日現在、レバノンでは日本人スタッフ2名が活動しています。)
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レバノン人道支援調査に向けた現地調査レポート 1
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写真1:シリアからの幹線道路にて破壊された橋
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今年7月に発生したイスラエルの攻撃による被災者の人道支援に向けた調査のため、9月11日に日本を出発、翌12日にNICCOが有機オリーブオイル生産支援を行なっているヨルダンのアンマンに到着しました。その後陸路にて移動し、シリアのダマスカスを経て14日にベイルートに入り、現在調査を実施中です。
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写真2:最近復興されたダウンタウンの様子 |
始めてきたレバノンの印象は、皆が「戦争に慣れている」ということです。しかし同時に、戦争の被害にも関らず人生を楽しもうとしている人々の国とも感じます。よく知られているようにこの国はイスラム教徒だけではなくキリスト教徒も多く、特にベイルートはオープンで洒落た独特の雰囲気を持つ街です。
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写真3:南部の村々の風景
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周辺国やベイルートでの調査の結果、今回の戦闘で被害の大きかった同国南部での被災者の支援を行う方向で、現在被害状況とニーズについて調査を行っています。対象地域はイスラエルとの国境にも近く、爆撃によって大きな被害を受け、たくさんの人々が亡くなりました。この地区にはレバノン軍とUNIFIL(国連レバノン暫定軍)が展開しており、NICCOは国連との連絡を密に取りながら、安全を確保した上で活動を実施しています。
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写真4:爆撃によってつぶされた車 |
爆撃の被害は凄まじいもので、3階建ての家が完全に瓦礫と化しているほか、車がつぶれて壁に押し付けられている様子も目にしました。
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写真5:村に残る不発弾

写真6:爆撃によって破壊された村の様子
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現在もクラスター爆弾を含む多くの不発弾が残っており、オリーブやタバコ栽培によって生活する現地の人々は、畑に行って仕事をすることも出来ない状況が続いています。当面の食糧や生活物資は、親族の助け合いもありある程度行き渡っている模様ですが、今後の生活の再建には、不発弾の処理が不可欠で、120万発といわれるクラスター爆弾の処理には、長い時間がかかることが想像されます。 |
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写真7:ベイルート南部の被害の様子 |
南部と並んで大きな被害を受けたのがベイルートの南部地区で、ここでも瓦礫と化した多くの建物を目にしました。爆撃当事、この地区の住民はほとんど外部に避難していたとのことですが、一面の瓦礫と化した街から当事の轟音と業火を想像すると、凄まじいものであったと思われます。同時に瓦礫の撤去がすでにレバノン政府によって開始されており、この国の復興に向けた意思と、戦闘に慣れた様子が伺えました。
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写真8:瓦礫と化した建物
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現在多くのレバノン人の協力と助けによって順調に調査が進んでいますが、レバノンの人々の開かれた態度、戦争を乗り越えて生き抜く姿、人生を楽しもうとする姿勢はとても印象的です。活発に活動しているレバノンのNGOもあり、オープンに何でも話し合える雰囲気は非常に貴重に感じます。遠い日本からも、戦争の被害者に対する関心を持ち、支援を行おうとするNGOがあるのだというメッセージを彼らに伝えることには、大きな意味があると感じています。
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