社団法人 日本国際民間協力会
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 ヨルダン活動日記
                                             
【2006年6月18日〜2006年6月24日】
                                                                                         インターン  片岡 稚

                  (6月24日現在ヨルダンでは、インターンの吉村、片岡の 2名が活動しています。)



○6月18日(日)
 AM:スタッフミーティング、片岡ビザ受け取り、PM:農業省にて事務
 ようやく居住ビザが発行された!と思ったら、アルファベットの名前の綴りが違う。指摘したところ、問題ないとのことだった。一応、私の身分証明になるはずなのだが、その程度のものなのか。

○6月19日(月)
 AM/PM:手芸ワークショップ@サウスシューナ
 持続的にマーケットに結びつく技術を身につけることを希望するNGOアル・ジャワースレの女性グループへワークショップを実施。死海に近く、気温が40度前後にまで上がるサウスシューナでは、夏の間家の中で作業可能なワークショップを行うことが求められている。
 そこで、先月の訪問時よりバナナの皮を使った椅子の作製をトライアルとして導入、仕上がりを店のオーナーに見せ、OKであればまとまった注文が入ることになった。今回は、彼女たちに新たなアイデアを紹介すべく、青年海外協力隊の手芸隊員の方を講師としてミシンを使ってできる小物(今回はティッシュ入れ)の作成を指導して頂いた。


                ミシン初体験!                       失敗したマッシュルーム栽培

 10人以下ということで募集をしていたが、結局13人もの女性が参加。ミシンを扱った経験のある女性も多く、順調に進んだ。女性達の関心も高く、自分で先に作業を進め「これでいい?」と聞きにくる女性もいるほど。今後、どうにかマーケティングに繋げたい。
 それにしても、この暑さの中で皆の集中力には感心してしまう。これが彼女達にとっては通常なのだろうが、プログラムオフィサーのマジダでさえ暑くて我慢できなくなり、早くアンマンに帰りたいと少々愚痴っぽくなっている様子。また、ワークショップの講師土屋さんも辛抱強く指導を行ってくれ、なんとか最高気温を記録するであろう午後2時頃までには終了することができた。
 残念ながら、一時的に続いた猛暑のため試験的に行ったマッシュルーム栽培は失敗に終わった。マッシュルームに適した天候になる秋に、ワークショップを開催し再挑戦する予定。

○6月20日(火)
 AM/PM:明日からの出張者受け入れ準備、PM:ブロシュア印刷会社との打合せ
 出張者の受け入れは、NICCOスタッフ3人とも初めて。プログラムオフィサーのマジダでさえ、手配したことはあるものの、実際に出張者と行動を共にしたりしたことはないとのこと。日程順に頭の中でシミュレーションを行ってみる。特に困ったのは、食事。昼食なども、私達が普段行くことのないちょっと高めのレストランに行くべきなのか、ヨルダン人の昼食は午後3時を回った頃だが日本人感覚に合わせ正午過ぎに設定するべきなのか、などちょっとした疑問がどんどん湧いてくる。結局、日本にいるプロジェクトマネージャーの大塚さんからレストランリストをもらい、それを参考にいくつかピックアップしておき、好みや当日のお腹のすき具合、スケジュールなどを考慮しつつ決めることにした。
 農業省勤務が終了する午後3時、「4時頃にブロシュアの打合せに行く」と言い出すマジダ。明日から出張者受入れ、正直なところその前日に残業はきつい。マジダ一人に任せる訳にも行かず、同行することにした。今日は、ドラフトの完成版確認だけ、というマジダの言葉を半分信用しつつ、印刷会社に向かう。到着したとたん、デザイン担当者からテキスト部分と写真が多すぎて入りきらないという指摘。(事前に電話で伝えて欲しかった)マジダと内容を確認しつつ、似たような写真を削除、テキスト部分の言い回しの変更(これはアラビア語なのでマジダに任せるしかない)を行った。そうこうしているうちに、担当者が車の教習所に行く時間ということで退社、代わりに社長のムハンマド氏を呼んでくれた。彼は、このプロジェクトの前ブロシュアも担当、20代半ばにして社長の椅子に座っていることからも、その実力は期待できる。彼は、モニターに映し出されたブロシュアをさっと眺めると、デザインを片っ端から変更し始めた。「初めから彼に頼めばよかった!」マジダと顔を見合わせ、苦笑い。その日、ドラフトが完成したのは夜9時を回っていた。

○6月21日(水)
 AM:出張者空港ピックアップ、PM:IOP社とのミーティング
 「日本にいる時より元気そうだね!」といきなりの一言と共に、マーケティング専門家片山さんの到着。そんなに違って見えたのだろうか。。。
 今回の訪問の目的は、プロジェクトオリーブオイルの輸入元にもなって頂いた片山さんとオリーブオイル製造会社であるIOPオリーブオイル製造社タドロス氏との打合せ、日本へヨルダン初の有機転換中オリーブオイル輸出もいよいよ大詰めを迎えている。
 ミーティングは、出荷のスケジュール等具体的話が行われた。ソフト・ハード両方の基盤整備に現在奮闘中のIOP社の様子から、多少品質管理面に不安を覚えるが、彼らもがんばっている様子は十分窺うことができた。

○6月22日(木)
 AM:農業省挨拶、JomoFood訪問、PM:IOP社アジュルン工場訪問
 農業省植物部門の局長、アブ・イッサ(Abu Issa)氏に片山さんと共に挨拶に伺った。片山さんからのアイデア、在日本ヨルダン大使館へ日本でのヨルダン初の有機オリーブオイルマーケティング協力依頼に快諾。農業省からレターを送付し、ヨルダン大使館から日本のマスコミに対しプレスリリースをお願いしたり、ということも可能かもしれないとのこと。ヨルダン外務省を通す必要があり、多少時間がかかるかもしれないが、少しでも日本でのマーケティングが行いやすくなるだろう。


○6月23日(金)
 PM:農家とのミーティングと圃場視察、IOP社との会食
 正午にアンマンを出発、ジェラシュへ向かう。昼食は、…アラブ料理。前菜はどこのレストランでもほとんど変わらないため、毎日同じものを食べているように感じる。おそらく今日の夜予定されている会食も、高級アラブレストラン=似たようなものを食べることになるに違いない。出張者の片山さんは、短期間の滞在だけに堪能して頂いていることを期待する。
 さて、今日はAbu Ahmadの家でのミーティング。イスラム教徒の農家にとって、金曜日は朝からモスクへ出かけるなど忙しい日だが、皆遅れながらも集まってくれた。生産者とマーケティングサイドの顔合わせが、この時期にできたことはとても良かったのではないだろうか。おそらく農家側は、日本でどのような形で売られるのか想像もつかないだろう。彼らの有機オリーブオイルが日本で店頭に並び、販売される様子を写真で報告できる日が待ち遠しい。

○6月24日(土)
 PM:ネボ山観光、結婚式出席
 ネボ山。モーゼの終焉の地。
 「モーゼって誰だっけ?」と言う質問に誰も答えられず。とりあえず、海を割ったモーゼの杖(多分)のモニュメントの下から死海を眺めることができた。それと、王の道を象徴するマイルストーンも。せっかく観光に来たものの、日本の観光地をイメージし、説明書きがあるものと思っていた。自分の下調べ不足を後悔するとともに、次回出張者受入れ時のために準備をしておこうと思った。
 片山さんのご好意で、片山さんが出席予定の結婚式に同行させてもらう。ヨルダン人結婚式初参加、ということで早速片山さんから情報をもらう。おそらくイスラム教徒、別荘で、1000人規模、国内外から集まる、という事前情報からは、残念ながらまったく想像できなかった。
 アンマン市内のホテルからチャーターバス5,6台での移動、しばらくすると畑の真ん中にお城が浮かび上がった。大道芸人が招待客を迎え、中庭で軽くドリンクと軽食が提供される。その後、屋外に設置されたパーティー会場へ移動、ビュッフェスタイルの食事とダンスパーティーが始まった。。。完全な欧米式、進行も英語。ダンスと音楽のオンパレードだった。ヨルダンにいながら、欧米文化体験ができた気がする。


           パーティー会場で。


 
 

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