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 ヨルダン活動日記
                                             
【2006年5月28日〜2006年6月3日】
                                                                                         インターン  片岡 稚

                    (6月3日現在ヨルダンでは、インターンの吉村、片岡の 2名が活動しています。)



○5月28日(日)
 AM/PM:農業省にて事務、スタッフミーティング
 窓の外からパチパチと音が聞こえたので何かと思えば、農業省近くの空き地が燃えている。人が火を放ったにしては勢いが良すぎる。乾季で晴天が続くヨルダンは、草木も乾燥しきっていてかなり危険だ。さっそく、プログラムオフィサーのマジダが農業省に報告、消火が行われた。
 午後、運転手のサーレムにランチに招待される。今日は、以前もご馳走になったズッキーニに加え、ブドウの葉にご飯を巻いたもの(ワラクダワリ?)をご馳走になった。たっぷりレモン汁をかけて食べるその料理は、暑い夏にもぴったりでとてもおいしかった。

 
           たくさん並ぶごちそう               デザートを楽しむ吉村さんとサーレム

○5月29日(月)
 AM:農業省にて事務、PM:UNIDOとのミーティング
 6/18〜20に行われる”ヨルダンにおける貿易と投資活性化フォーラム”(Investment and Trade Forum Growing Business in Jordan)にぜひ参加してはどうか、というお誘いをUNIDO (United Nations Industrial Development Organization)国連連合工業開発機関の担当者Mr. サヘール ガザルから受け、フォーラムの詳細の確認に伺った。このフォーラムには、ヨルダンの産業界と世界各国の企業との橋渡し役のようなもの。JOPEA(ヨルダンオリーブ生品輸出機構)も参加し、ヨルダンオリーブを世界にアピールするようだ。NGOであるNICCOとしては参加できないが、IOP社となら共同出展の可能性もある。ヨルダンで唯一の有機認証を持つオーガニックオリーブオイルをここで宣伝しないはずがない、と思いIOP社に確認したところブーススペースが高いため、担当者の参加のみとのこと。残念だが、IOP社が世界のオリーブオイルバイヤーの動向を知り、オーガニックオリーブオイルの更なるマーケット拡大のきっかけになることを期待したい。

○5月30日(火)
 AM:第3回ヨルダン農業組合会議に出席、PM:農業省にて事務
 NICCO宛にヨルダン農業組合会議(The Third Agricultural Conference for Jordanian Union Farmers "The roll of Jordanian Agriculture for Integrated Agriculture and Arabic Food Secure")の招待状を頂いたため、マジダ、農業省技官のディアナ、片岡で参加することになった。今年は、レバノン、パレスチナ、スーダン、イラク、クウェートなどアラブ10カ国の農業関係者が参加し、有機農業を始めとするワークショップやディスカッションが行われる。興味はあるが、仕事が立て込んでいることと、すべてアラビア語で行われるため、オープニングセレモニーのみの参加とさせて頂いた。また、ディアナのコンポストに関する記事が農業組合の雑誌に掲載されている。(別途、雑誌記事を送付予定)余談だが、こういったフォーマルな会議はアラブでは夜中まで行われることが多いそうだ。この会議も昼食、夕食を挟み真夜中12時までの予定となっていた。



○5月31日(水)
 AM/PM:ブルマステーションモニタリング、農家とのミーティング
 どうやらブルマステーションのヒノキ科の植木に虫がついてしまったようなので、害虫対策の専門技官ディアナに直接見てもらうことになった。日本で言うカイガラムシのようで、殻の中にいながら植物のクロロフィルを吸い取るため、葉が黄色がかってきている。さっそく研究機関に調査を依頼した。ブルマステーションの植物は花の季節を終え、実を付け始めていた。
 農家とオリーブオイル製造会社IOPとの今年の契約になかなか双方の合意が得られないため、まずは、NICCOスタッフと農家の代表(アブ・アハマド、アブ・アーメル、ターリック、ジハード)で契約内容の確認とIOP社との交渉に向けミーティングを行った。農家の本音を聞きだすのは、なかなか難しい。ミーティング後に電話がかかってきて、あの時はこう言ったが実はこう思っていたなどと言い出すことは、ごく普通だ。なかなか本音が出てこない農家から本音を聞きだすべく、農業組合全員から信頼を置かれ発言力があると思われる上記4名を選び、今日のミーティングにこぎ付けた。かなりの時間を要したが、ポイントとなっていた認証費用の農家負担分、オリーブ収穫時期と時間についても話を詰めることができ、有意義なミーティングだったと思う。これをベースに6月8日にIOP社との交渉に臨む予定。


         虫がついたヒノキ科植物                 実を付け始めたオリーブ                        ピスタチオ

○6月1日(木)
 AM/PM:農業省にて事務とメール対応、AM:ビザ取得手続き
 ヨルダンでは、スギ花粉に悩まされることはないが、オリーブ花粉に悩まされる人が多いようだ。5月はオリーブの花の季節。アンマン市内のあちこちに街路樹として植えられたオリーブ、また庭木や市街地に広がるオリーブ畑から花粉が飛散し、花や喉を痛める人も多い。特に、今年は花の付き方から豊作が見込まれているため、花粉症の人々は大変だったに違いない。安易に人間に有益な植物のみを植えるのも考えものだ。
 それにしても、居住ビザがまだ下りない。予定ではすでに発行されてもよいはずなのだが。ここはヨルダン。焦ってもどうにもならないので、気長に待つことにする。

○6月2日(金)
 休日。日本人会総会に出席。
 予想以上に日本人がヨルダン国内にいることが分かった。その数100名は超えていたのではないかと思う。普段会う機会のない人と会い、情報を交換することができた。おまけにビンゴゲームで焼酎を頂いてしまった。ここヨルダンでは、かなり貴重である。

○6月3日(土)
 休日。死海の南、カラクへ出かける。
 三角の形をした丘の上に立てられた街カラクは、十字軍の時代から存在する。歴史に疎い私は、どうもピンとこないが。今回は、JICA専門家の方の案内でカラク城内をあちこちを回ったため、自分ひとりで歩き回る以上に中東の歴史を様々に感じられたと思う。
 ひとつ後悔したのは、高校時代に世界史を勉強しておけばよかったと思ったこと。日本語で説明されても頭がついていかなかった。

 
  このような渓谷がたくさんある                     カラク城


 
 

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