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アフガニスタンレポート
インターン 笠田 亜希
植林事業 B
〜 家と人 〜
農地を毎日数件訪ねる日々が続いて、気が付いたこと。それは、農林業での成功っぷりは、その人の生活から見て取れるということ。雑な暮らしや丁寧な暮らし、力任せな人、やさしい人などというのが、苗木や農作物にありありと現れていました。農地が元気ですがすがしい人の家は清潔感が漂い、その人の身なりや振る舞いからも品が感じられます。仕事を通しても、生活のあらゆる場面でも、人それぞれの個性=能力が染み出ており、成功の秘訣は隠れていない、と思いました。
そしてまた、最大の資源は人間の知力と労力であって、だから自然資源が限られていても、丁寧にうまい具合に生活をつなげていけるということ。快適な暮らしを送るには、資源よりもお金よりも、頭と体を使うのが一番!
● 家 ●
ヘラート西部 タラバ・ソフラ村の家 ヘラート北部 ホジャ・サルボール村の家
村の土の家の中の様子。必ず絨毯が敷き詰められ、窓も戸はもちろん飾りつけも立派。
手作りの土の家の中は、その外見からは想像ができないほど劇的に快適。それはそれは住み心地がよさそう。ガスも電気もない限られた状況だけれど、ゼロから頭を使って快適な生活を追求し、精一杯の工夫をするから、手が込み心がこもっている。丁寧な仕事によりつくりあげられた作品。最低限の資源を最大限に活用しようと、一人ひとりが頭をひねり、知恵を絞るので、厳しい環境の中、予想以上に快適な生活を営んでいます。最大の資源はやはり、人の知力と労力です。
● 男性 ●
ガルワン氏 ホジャ・サルボール氏 セイナン氏
男性は一家の柱として、家族を支えなければならないという使命を背負い、仕事がない町で仕事を探し、水がない村で農業を続けます。土の家も自分で建て、生活を築き上げます。
体の線を隠すのは女性も男性も一緒。髪の毛を隠したり(?)、布をまとったり、首元にショールをまいたり。特に村では風除け、日よけ、土ぼこりよけ、として大活躍し、ずいぶん実用的に考えているんだなぁ、と納得。
● 女性 ●
羊毛を紡ぎます。 ナンは自家製。 三輪車で食器を運び小川で皿洗い。
ガスはないため、薪でお料理。 赤ちゃんのお守り。 裁縫をしながら一休み。
1月半ば、ヘラート北部のホジャ・サルボール村に2泊3日おじゃまさせてもらいました。
村での女性の仕事は、尽きることなく、仕事の合間に、また仕事。毎日毎日繰り返し。おしゃべりに花を咲かせ、お互いに大変ねぇといいながら、みんなで一緒に働きます。でも『大変なのよー』という顔つきが明るくふっきれた感じで、それが強さの種なんだなぁと実感します。
汚れたお皿やおなべを三輪車にのっけて、村の中心を流れる小川へ運びます。洗濯をしている女性、水汲みに来た子供、動物とともに、貴重な水を大切に使ってぴっかぴかに磨きあげる。資源の使い方にも、労力の使い方にも、時間の使い方にも、『無駄』という言葉は村人の辞書にはありません。
電気もガスもない生活は 一昔前の日本みたくていいね、と一見思えますが、やはりそこで住む人にとっては大変なもの。特にイランで難民生活を送っていた多くの家族にとっては、当たり前としていた設備を失うのはとても大変なこと。村より都市に住みたいという村人も多いです。
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