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 アフガニスタンレポート
  

                                                                                     インターン 笠田 亜希


                       

                                          植林事業 A
                                       〜 水と土地 〜

● 恵みの雨 ●

12年間続いたかんばつがとうとう終わった!冬は雪があまり降らず、雪解け水も期待できない・・・と落胆していた矢先、洪水もあったほど、今春は恵みの雨が連日のように降りました。おかげで昨年までは1年通して、はだかだったという山や土地も今年は緑で覆われ、その景色は目に優しく、豊かさに和みます。

NICCOが支援しているヘラート市近郊でヘラート川下流の村々でも水が川からあふれ出んばかり。水が勢いよく流れ、各農地に注ぎ込まれていました。街に行けば『仕事がない』、村に行けば『水がない』というのが、皆が口をそろえて言う何よりの深刻な問題。よい土も、経験もあるのに、ただ水がない。そのため農業では生活が成り立たず、仕方なく村を出て町で仕事を探す人が絶えません。せっかくの土地もほったらかし。今年の雨で、人々が農地に戻ってくることができればいいのですが。

  
       ガルワン村                      ガウブタン村                    タラバ・ソフラ村
  
各農地にはこのような細いよう水路がつくられ、大きな川から水をひいています。 井戸も家同様、自作。


● 大切に土地をまもる ●

  

  

村によって、土地の仕組みや雰囲気はそれぞれです。

ヘラート市街近郊の村々では、誰も所有していない土地、余っている土地というものはなく、土地に限りがあります。そんな村では、高い塀で農地を囲みこみ、ドアをつけ、鍵まで掛け、しっかり管理しています。村に家はあるけれども耕作地を持たない人々の中には、土地を持つ他の村人に雇われて、収穫物の半分と引き換えに、労働するという人もよくいます。

市街から離れ、限りなく広大な土地のなかに、突然ポツンと姿を見せる村々は、土地を買うのではなく、カレーズと呼ばれる水路を買い、そのカレーズによりかんがいできる限りの土地を持つことができます。鍵をかけて人から農地を守るということはないのですが、家畜を多く持つ村では、1〜2メートル程度の壁をつくって家畜から農作物を守り、山のふもとの風が強い村では防風林を植え、強風から農地を守っています。

 



 

   
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