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アフガニスタン事業紹介
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 イラン、アフガニスタン活動日記
  

 【2006年7月11日(火)〜7月17日(月)】
                                                                                     インターン 徳竹沙織

(7月17日現在アフガニスタンではヘラート市内の事務所を拠点に、スタッフの川口、インターンの徳竹の2名がイラン事務所兼任で活動しています。)


○2006年7月11日(火)
 午前中、ファンドレイジングのためのプロポーザル作成を手伝う。これからイタリア大使館、日本大使館など、ドナーに提出するのだ。事業計画としては、ダム、女子用孤児院などがある。私は、NICCOの概要をまとめた。
 午後、NICCOが所有する2台の車のボンネットと扉に大々的に書かれているNICCO
のロゴを消す作業を手伝った。何がいけないかというと、「INTERNATIONAL」「JAPAN」という文字である。今の情勢、こういった文字が標的なのだ。ドライバーのサイードは、2年前、当時のインターンとともにこのロゴを書き、今私と一緒にこれを消す。2年前よりもアフガニスタンの情勢が悪化していることを物語っている。


○2006年7月12日(水)
 事務所の近くのハザーラショップ(食料品店)のオーナーのメロン畑に連れて行ってもらった。そこは、ロシアが侵略した際にベースキャンプとして利用された場所であり、その間、メンテナンスされなかったカレーズが干上がり、周辺の畑に大きな影響を与えている。
しかし、彼らは天水だけで栽培が可能な小麦、メロンなどを栽培して生計を立てている。
よく見ると、メロンの単一栽培ではなく、ちょこちょこと、インタークロッピングが施されており、トマト、きゅうり、かぼちゃ、ナスビ、しかもどれもそれぞれ一種類ではなく、多種である。たとえば、なすび、見たことも無いような真っ白のなすび。伝統的栽培は、多様性の大切さを知っているのだ。限られた資源で、どうやって持続的に食料を作るのかを知っているのだ。畑のおじさんは、どれでも持ってっておくれと、ドンゴロス(大きい袋)にいっぱい、それぞれの野菜、メロンを入れてくれた。天水だけでもとても水水しい野菜たちだった。もちろん化学肥料は使っていない。おいしい。ほんとうに。
 左:ロシアベースキャンプ跡地の弾丸


○2006年7月13日(木)
 早朝6時にオフィスを出て、50キロ離れたネイスタンに向かった。サフランに対する住民の興味関心を探るためだ。ネイスタンは沙漠に位置し、水源がほとんどなく最も貧しいといっても過言ではない。NICCOは去年、カレーズ修復プロジェクトを行って、今年の2月にアプリコット、アーモンドの苗木を配布した。村人はカレーズの修復をとてもよろこんでいる。水が全てをもたらす。水が彼らの命を支えている。食料、収入を確保する農業をするにも水が不可欠。彼らはカレーズを丁寧に管理していた。
 彼らに畑を見せてもらった。メロン、牧草、トマトなどが多少植えられていたが、今年は天水すらゼロだったため、ほとんど収穫に至っていないそうだ。しかし、次に彼らが連れて行ってくれた場所はなんと、とても密度の濃い松の苗床だった。彼らは苗床マスターだったのだ。自分たちの土地が苗床に適していて、大量な元気な苗を育てることが可能なことに気付いたのだ。彼らが苗床を説明するときの顔はとても輝いていた。苗木は防風林としてそれぞれの畑の周囲に移植していた。それと同時にピスタチオの木も1本だけあった。それは驚くべき速さで成長しているそうだ。とにかく、資源さえ確保されれば、彼らはとても丁寧に伝統的方法で農業をするのだ。サフラン専門家によれば、乾燥していて少し粘土質なこの土壌はサフラン栽培に最適だとのことだった。
  
写真 左:カレーズ(貯水場)  右:苗床

その後、村人に集会所に来てもらい、サフラン専門家がサフランの収入面などの有益性、栽培方法と、必要資源などを説明してもらった。住民は以外な反応を見せた。一部の住民は、以前イランでサフランを栽培した経験があるという。そして、自分たちの所有する水の程度によると。今年はとても水が不足していると。しかし、今回は1ヘクタール分だと説明すると、それなら大丈夫、問題ないとのことだった。とても意欲を示してくれた。
彼らの収入は全て、イランやへラート市内で働く子供たちから送られる。住民はだいたい、35〜40歳代。しかし、意欲は満点である。



○2006年7月16日(日)
 ホジャ・サルボール村に行った。へラート市内から大体1時間。完全に沙漠地帯。ネイスタンと比べて石っぽい。サフラン事業の興味関心を探るため、住民を集会場に集めた。
同じように説明してもらった。しかし、彼らの反応は、"おそれ"だった。失敗に対する恐れがあると。それだけでなく、今年村を去った人が多く、当初予定していた30人のうち22人のみ参加することになった。全ては今年、雨が降らなかったためだ。


○2006年7月17日(月)
終日、ネイスタン調査結果、サフラン事業の今後の予定表を作成した。川口さんは今日もこられなさそうだ。早く川口さんとアイスクリームを食べに行きたい。


 

   
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