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イラン、アフガニスタン活動日記
【2006年6月20日(火)〜6月26日(月)】
インターン 徳竹沙織
(6月26日現在アフガニスタンではヘラート市内の事務所を拠点に、スタッフの川口、インターンの徳竹の2名がイラン事務所兼任で活動しています。)
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○6月20日(火)(何だかんだ一週間経過)ちなみに「難民デー」
一人の先生のアンケートを回収しに、眠たい目を擦りながら朝の8時に学校に行ったのだが、彼は急ぎながら、
「sorry!! I m very busy these days,,, I haven’t complete it
yet!! aha, so, Saturday!!
Bye!!」(ごめん!このところ忙しくって・・まだアンケート終わってないんだ・・土曜日にね!じゃ!)とさわやかに車に乗って去ってしまった。しかたがない。
事務所に戻ると、ジャバッドが台所の掃除をし始めた。。「I cannot stand duty place !! Cleaning
is not hard for me.」(汚い場所はがまんできないんだ。掃除は僕にとってはなんてことないのさ)すいません、台所きたなくて。。ちょっと疲れて掃除する気に慣れなかった、と言い訳をした。ジャバッドは少年のころ、牛乳屋さんで皿洗いと掃除をしていたそう。それでかなり慣れていると。あと、絶対に潔癖症だ。とにかく大掃除を始めようとしたので、私が代わりにやるから!といったら、「できるの?」と。失礼な!とちょっと本気になってしまい、かなりピカピカになるまでやった!スリッパも洗濯した。その間、彼は仕事に専念できた様子だった。変に疲れたが、そういえばいつも農地で「整頓=仕事の能率UP」といわれていたのを思い出す。今回はちょっと違うか。
○6月21日(水)
毎朝、お経のような、歌のような爆音が流れ、目を覚ます。どうやらこれは、モスクの巡礼の始まりの合図らしい。出発前に購入したアンチウイルスのソフトをジャバッドのPCインストールしようと試みた。しかし、なんと!今更ながら、当たり前のことに気付いたのだが、日本語だ。日本語表示、つまりこちらの人は読めないし、操作できない。ジャバッドのPCは日本語を完全には認識しないので、マニュアルに従いながらインストールを試みた。
午後からMSF(国境なき医師団)が学校を訪問した。とてもラフな感じの3人のフランス人が来て、ジャバッドが30分ほど学校を紹介した。正直、フレンチな発音の英語は聞き取りにくかった。全部フレンチに聞こえるほどだった。でもジャバッドはそれを理解し、きっちり説明していた。あとでもう一度ジャバッドに話の内容を確認した。彼らの医療関係のミッションは終わり、次に職業訓練校を思案しているらしい。彼らの活動は本当に多岐に渡ると感心した。名詞を交換することができてよかった。
夕方学校に様子を見に行った。私を癒してくれるのは、ガードのさわやかな笑顔&挨拶だけ、と、それをひそかな楽しみとている。あと、zamzam(ザムザム)と呼ばれるコーラも。
○6月22日(木)
今日は学校が休み。川口さんが帰ってきた。(やっほう!)ジャバッドは川口さんに会わずに先に帰った。川口さんはやっぱり疲れている様子。短期間で国境を行き来することは楽なことではないはず。お互い、仕事に集中するにも気晴らしが必要だ!ということでちょこっと買い物に出かけた。川口さんがいない間、あまり真剣に買い物に行かなかったし、栄養もバランスがいいものをとらなかったので、久しぶりにおいしいご飯を作ろう!と。
サンダルも買いたかったし、スカーフもほしかったので、結構まじめに物色してみた。
気に入ったものがなかったので、歩き続けた。すると、バザールに着いた。初めてのバザール!凄い混み合い!羊の内臓,脚、頭がリヤカーで運ばれ、服、靴、八百屋、とにかくモノにあふれた所、人の活気に満ち溢れた場所。おもしろい。やっぱりこういう場所はドキドキわくわくする。まず、一人ではこられなさそうだけど。
帰宅して、川口さんがアフガンでムスタファに教わった料理を作ってくれた。野菜の油煮込み。油の中に浮く野菜、最初抵抗があったが、なんと美味!久しぶりにおいしいご飯に感動し、パクパク・・・食べ過ぎ。食後、油のとりすぎで体がかゆくなるくらい食べた。そんな感じで、川口さんが帰ってきて、私は水を獲た魚のように、この時間を満喫した気がする。たっぷり楽しんだあと、川口さんは夜おそくまで仕事に励んでいた。
○6月23日(金)
今日は休み。でもいつも通りの時間に目が覚め(歌のおかげで・・・)たので、布団を干し、布団カバーを洗濯し、掃除機をかけた。掃除機の先が10cm程のミニサイズで、広いこの部屋を掃除するのにかなり時間がかかった。しんどいを通り越して、この状況がおもしろおかしかった。その後は、きれいになった先生たちに書いてもらったアンケートに目を通した。みんなの教師という仕事に対する熱意を感じた。ガードマンの意見も忘れられない。アンケートという情報収集の威力を改めて感じた。その後、昼食をとり、川口さんと妄想大会をした。今一番何がしたい?コーナーで、二人とも意見が一致した。「水にぷかーっと浮かびたい。」。。多分、何もかも一瞬だけ忘れたかったのかもしれない。休日とはそんなもの。
次の二人の願望が、「ヘアサロンに行きたい」でまた一致した。そこで、一人の元生徒に連れて行っておう!ということになり、連絡をとった。彼女は元インターン引地さんの友達で、ハーバという名前。川口さんも何度が遊んだことがあり、とても英語が流暢だそう。
彼女と、その妹、友達のアメネの3人が遊びにきた。話の内容はもっぱら新婚の友達の話。アフガンの結婚事情はとても興味深い。ほとんどのアフガン人は親戚同士で結婚する。結婚するまではあったことがないとか。結婚式は3夜連続で行われるとか。
結局この日はヘアサロンへは行かなかったが、再びバザールにくりだし、学校の先生に差し入れのお茶を購入した。売られているのは、ほとんどがセイロンティー(スリランカ産?)だった。
○6月24日(土)
川口さんが帰ってきて始めての授業の日。午前中はジャバッドもいつも通りオフィスに来て、予算案の修正を行った。今日から早朝5時からタイピングクラスが始まり、ジャバッドはその時間に出勤することになった。彼はとても疲れているようだった。彼は昼食後、帰宅した。私たちも学校に行き、ラミンに現状報告をし、予算案を共有した。お茶と角砂糖(絶対セット)を差し入れに持っていくと、皆とても喜んでくれた。先生に対するねぎらいもとても大切だ。
夜、ハーバの友達、アメネが夕飯に招待してくれた。彼女との待ち合わせ場所で数分待っている間、私はとても面白いものをみた。野菜売りたちのかわいい争いだった。トマト売りと、スイカ売りは道の両側に陣地をとり、どういう訳か、トマト&ゴミ?の投げ合い合戦のようなものが始まった。その道は人どおりもあり、ぶつかったらどうするのか、とハラハラしながら、でも笑いをこらえることができなかった。なんだったんだろうか。
無事彼女の家に着き、彼女のご飯(ボルメサブジーと呼ばれる代表的料理)をたっぷりいただいた。写真を撮ろうといったら、化粧をし始める。アフガンの女性はとても化粧好きということを再認識。
○6月25日(日)
今日は、朝からプリンターマシーンの説明書の翻訳を行った。アフガンに発つ前に終わらせるつもりだったからだ。すこしでも分かりやすいものを作成した。その後、学校の進行状況を把握するため、生徒数と、授業料のプランと実質値を比較するエクセルを作成した。しかし、実際の生徒数、すでに振り込まれた授業料は、ジャバッドに確認してもらう必要がある、しかし彼は予算案と、その他もろもろの作業で本日は時間が避けなかったようだ。明日に期待しよう。
夕方、調査もかねて(こじつけかもしれないが)美容院に行った。この地域では人気度の高く、また多くの弟子を抱えている美容師をハーバに紹介してもらった。糸を使って顔毛を抜く達人技を体験した。衝撃的、刺激的体験だった。ここの女性は毛深いので、顔毛のお手入れはかなりマメにするようだ。カットの技術はなかなか満足できるものだった。
とにかくニーズが高い。聞くと、一日25人〜30人の客を持ち、国を挙げてお祝いをする特別な日などは50人近くになると。この人数を一人で回しているのには驚いた。とにかく、ここの女性は美容にこだわる。

糸で顔のうぶ毛を処理してもらっている様子。笑っているのは、痛すぎて、おもしろかったから。
○6月26日(月)
現状確認のためのエクセル作業は、ジャバッドからの情報が来ない限り進行できない状態だったため、タキ校の変更承認申請書を作成した。提出書類で必要なことは
分かりやすくかつ簡潔にというアドバイスをもらい、作成した。
日本の大学について話を聞きたいという生徒がいるとのことで、夕方時間を作って学校に行った。なんと、APU(立命館の大分キャンパス)についてだった。私は留学生向けの入試情報はよくしらないが、彼らの悩みはとても深刻だった。どこの大学も、留学生には、英語の検定を要請してくるそうで、そういった検定は全世界共通した受験料で、イランのこの地域の生徒にとっては高額だと。検定の証明なしには入学できないものか。というのが彼らの悩みだった。私は正直、難しいと感じたが、大学側に聞くことができるとしかいえなかった。あと、彼らの要望として、このNICCOスクールでもTOEFLなどの検定のクラスを開講してほしいと。この地域で果たしてどれだけのニーズがあるか、やはり金銭面的に難しさを感じた。いくら英語のレベルが高くても、そういった検定の証明がなければ大学に入学できない。今、こういった大学が増えている。学問、これでいいのか!と思った。
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