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  トピックス 2
 
 
 

☆現地メディアのジョグジャテレビより感謝状を頂きました☆

ジョグジャテレビより、NICCOのドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」開催による文化再興に対し、感謝状を頂きました。ジョグジャテレビのロゴ横には、「Tradisitiada Henti(伝統文化よ、永遠に)」と記載があるように、ジョグジャテレビは伝統文化を尊重しながら、人々の願いに沿うプログラム作りを手掛けているテレビ局です。NICCOのドラマツアーにおいても、伝統的な大衆芸能カトプラックを基本に、現代的な要素も取り入れた内容に仕上がっており、それらの功績がジョグジャテレビに評価されました。
                                                    

☆ジョグジャテレビ番組にブンダン氏が出演されました☆

2007年4月12日(木)、ジョグジャテレビ番組「30Menit」に、脚本・演出家のブンダン氏が出演、NICCOのドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」について30分間に渡って話されました。録画内容は、4月17日(火)に当地にて放送されました。以下、対談内容の概訳一部です。


     


ジョグジャテレビ司会者シハール氏(以下、S氏):ブンダン氏は、NICCOの主催のカトプラック・ドラマツアー公演「Bantul Bangkit」を行っておられますが、村人がカトプラックを演じるというのは難しかったのではないでしょうか。

ブンダン氏(以下、B氏):カトプラックは、誰でも演じることができます。ジョグジャカルタ出身でないシハールさんにだって、演じることができますよ(笑)。日本人の久保田さん(注:元心理社会的ケア事業担当者の久保田智之。舞台でカトプラックを演じ、幾度も拍手喝采を村人より浴びた経緯がある)も、舞台で見事に演じていました。

S氏:公演中盤で、日本語の「大きな歌」が挿入されていますが、カトプラックに日本語の歌をどのようにして融合させたのでしょう?

B氏:カトプラックではガムランという音楽楽器を使っていますが、ガムランはどんな音楽にも合わせることのできる現代感覚を有した楽器なのです。テムウ村の音楽の先生であるセノ氏が、「大きな歌」に合わせてガムランのメロディを作曲しています。実際、日本の曲でもモダンな曲でもガムランで演奏可能なのですよ。

S氏:デリンゴ郡の村には、もともとカトプラックを演じるグループがあったと聞いていますが?

B氏:皆、カトプラックを演じるためには、まずお金がいるという。でも、その考えは間違っていますね。演じたいという心さえあれば、どんなところでも演じることができる。地震で壊れた家の前にいって、ろうそくの灯りだけを頼りに演じることもできるんです。大切なのは、いつだって心です。演じたい、人の役に立ちたいという心。

S氏:NICCOのカトプラック公演では、大勢の子ども達が出演していますが、カトプラックを子どもに教えるのは難しかったのでは?

B氏:いえいえ、子ども達は踊りも歌も達者で、柔軟性がありますからね、覚えるのは非常に早いですよ。村人は、既にカトプラックについて知っているし、歌や踊りの素養がある。カトプラックは、劇場と舞台美術、台本、演技、踊り等を融合したものなのです。そこには、幾多の芸術の要素が含まれ、哲学に満ちている。ただ、現代的な新しい風を取り入れたカトプラックを上演していくことが大事なんです。もちろん、伝統を尊重しながらね。

S氏:今までどのような場所でカトプラック事業をされてきましたか?

B氏:アメリカのカリフォルニア、ニューヨーク、オーストラリアなど。日本には歌舞伎という伝統文化がありますよね。歌舞伎やオペラ等、様々な伝統芸術に刺激されて、私は脚本を書き、演出しています。

S氏:今回のドラマツアー開始にあたってのコンセプトは?

B氏:NICCOは、既に心理社会的ケアプログラムを実施しており、地震で心に傷を負った村人のための被災者支援としての事業コンセプトを確立していた。で、私が久保田さんと出会い、カトプラックを通じた地震復興支援を手掛けることになったわけです。(社)日本国際民間協力会(NICCO)は、ジョグジャの伝統文化を尊重しながら事業を展開することを考案してくれたのは恵みでしたね。

S氏:一部の地域では、すでに忘れられてしまったというカトプラック。カトプラックは、いつまで続けていくことができるのでしょうか?

B氏:ジョグジャカルタの人間が生き続ける限り。ジョグジャの人が全員消えてしまったら、カトプラックは果ててしまうことになるでしょうね。つまり、子ども達に伝統文化を伝えていくことがいかに大切かということです。

S氏:カトプラックを演じる上で大切なことは何でしょうか。

B氏:カトプラックでは、伝統的にヴィロッコ、ヴィロソ、ヴィチョロ、ヴィロモ(すべてジャワ語:身体表現、感情、話術、統括した演技法)を通じて修練していくが、現代ではそれがActing、Feeling、Talking、Harmony between 3 elementsというモダンな方法に取ってかわられてしまっているだけです。ただ、常に芸術において考えないといけないのは、文化活動を通じて、私たちが何を得ることができるかではなく、何を与え貢献することができるのか、ということですね。単なるTontonan(ジャワ語でショーのこと)のような娯楽になってしまってはいけない。常にTuntunan(ジャワ語で教育的な恵み)を含んだ催しを行わないとね。そういう意味で、(社)日本国際民間協力(NICCO)の心理社会的ケア事業は理にも実にもかなっているわけです。

S氏:最後にジョグジャテレビに何か一言、どうぞ。

B氏:ジョグジャテレビもいつも新しいアイデアを取り入れつつ、伝統文化を大切にしている。我々の心理社会的ケアプログラムと同じですよ。まさに、「Tradisitiada Henti(伝統文化よ、永遠に:ジョグジャテレビのロゴ横に記してある)」の精神ですね。

 

社団法人日本国際民間協力会(NICCO)京都本部
TEL: 075-241-0681 FAX: 075-241-0682 E-mail: info@kyoto-nicco.org

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