社団法人 日本国際民間協力会
ホームNICCOとは情報公開協力方法書籍募集パーマカルチャーお問合せリンク
国内事業アフガニスタン事業イラン事業ヨルダン事業ベトナム事業マラウィ事業
アフガニスタン事業紹介   ホーム > ジャワ島緊急人道支援 > 緊急医療支援レポー47
    ジャワ島地震緊急支援レポート

                 【2007年4月30日(月)〜2007年5月31日(木)】

       ジャワ島地震緊急支援事業は、2007年5月31日をもちまして終了いたしました。
       みなさまの温かいご支援、ありがとうございました。

          
   


心理社会的ケア活動報告 5月
 

 

@期間: 2007年4月30日(月)から5月6日(日)
【第一プログラム】小学5年生を対象としたワークショップ

4月30日(月)から5月5日(土)にかけ、感情表現の発展段階としてドラマセッションの第3、4回ワークショップを実施した。
4月29日(日)の遠足を経て開催された本ワークショップでは、全校に共通して「騒いだり、集中力が散漫になる児童がほとんど見られない」、「一つの活動に、全体で熱心に取り組み続けることができる」、「共に指摘しあい、補いあいながら活動に取り組むことができる」などの特徴が顕著にみられた。
遠足を通じて、児童らはさらなる協調性を身に付け、ワークショップに対して非常に高い集中力を示し、次週のドラマ発表会を行うことができるまでの心理段階に達していることが観察された。
次週は、ドラマ発表会を予定しており、各学校の特徴(音楽のリズム感が豊かである、踊りが得意である、合唱が好きである)等を活かした内容でさらに稽古を行い、児童らの豊かな心理形成を目指す。

【第二プログラム】コミュニティ対象の演劇を通じたワークショップ

5月5日(土)、ドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」の選抜チームによる第3回目公演が、地震被災地であるサンデン郡にて行われた。
夜8時30分から開始した公演には、地元の村人1000人以上が詰め掛けた。出演女優の一人がサンデン出身であったこともあり、ラジオやポスター、チラシ等による広報活動が大きな成果を成したといえる。サンデンのラジオ番組「ラジオ・パノロ(RadioPANORO)」では、連日、公演内容の宣伝が行われた。
同公演には、元心理社会的ケア担当者の久保田智之が参加し、開幕のスピーチを行って拍手喝采を浴びた。久保田は、さらに子どもらの踊り場面にジャワの伝統衣装を着て登場、コミカルな仕草に観客は満場の拍手を送った。
役者陣は、初回の柿落とし公演のように、「緊張して動作が固くなる」、「声が小さく、台詞が聞き取りにくい」、「会場で堂々と演じることが難しい」等の状態になることも少なく、堂々とした演技を披露、コミカルな場面ではサンデンの観客から拍手喝采を幾度も浴びた。中盤では、現心理社会的ケア担当の南と現地 スタッフのハディ、女優エティックが登場し、ジャワ語とインドネシア語の歌や言葉をもじった内容を、観客らは大いに楽しんだ。
終盤では、サンデン村長によってデリンゴ役者陣とNICCO、ジャパン・プラットフォーム(JPF)への感謝が述べられた。さらに、久保田とハディより、地震からの復興を目指した激励メッセージが送られ、デリンゴ村長が黙祷を捧げて終了した。

A期間: 2007年5月7日(月)から5月13日(日)
【第一プログラム】小学5年生を対象としたワークショップ

5月7日(月)から5月9日(水)にかけ、感情表現の発展段階としてドラマセッションの第5回ワークショップを実施し、ドラマ発表会を目前にして、小道具や衣装の準備を進め、リハーサルを行った。
各校共通して、「大変意欲的に稽古に取り組む」、「互いに助け合いながら、高い協調性を発揮する」、「自分の与えられた役柄についてしっかりと考え、身体表現として表すことができる」、「大きな声で堂々と人前で表現できる」等、高い積極性と能動性が示された。同時に、児童らがドラマ発表会を想定して心理的緊張状態になり、「自分の出番ではない時に、必要以上に騒いでしまう」、「自分の台詞の番になると、笑い出してしまう」等を示す児童が、各校共に2割程度の割合で観察された。5月10日(木)から3日間、各学校で「ドラマ発表会」を実施した。「地震」をテーマにした創作舞台のために、連日稽古を重ねてきた児童らは、各小学校を舞台に成果を発表した。
5月11日(金)のスロパン(Seropan)第1小学校、スロパン(Seropan)第2小学校の合同公演にはJPFによる視察が行われ、開幕時に児童らに対する挨拶の言葉を送った。観客からは、NICCOの事業とジャパン・プラットフォーム(JPF)の多大なる支援に対する謝意をこめた盛大な拍手が送られた。
本番当日は、各校共通して「顔色が若干青ざめる」、「日常に比べて固い表情になる」、「話しかけても下を向いている」等、若干の心理的な緊張状態が見られた。
しかし、ファシリテーターおよび心理社会的ケア担当者による挨拶後に、舞台が始まると、全校児童共通して、「大きな声で堂々と演じることができる」、「役柄に合わせた身体表現ができる」、「互いに協力しながら舞台を進行できる」等、高い協調性と積極性を示した。公演には、児童の父兄や住民、さらに近隣の小中学生らが観客として駆けつけた。観客らは、児童らの表現力や舞台衣装に大きな反応を示し、拍手喝采をおくった。終演後は、出演者らが円になって集まり、ドラマセッションに対する感想を述べ合い、協力しあって舞台公演を行った充足感を分かち合った。

【第二プログラム】コミュニティ対象の演劇を通じたワークショップ

5月11日(金)、ドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」の選抜チームによる第4回目公演が、ジョグジャカルタで著名なタマンブダヤ劇場にて上演された。ジャパン・プラットフォーム(JPF)の経済界の視察団が現地訪問中であったため、代表者より舞台で開幕の挨拶が行われた。
脚本・演出家のブンダン氏の招待客を含めた文化人・芸術家が約100名、新聞記事等を見た一般客が約100名、デリンゴ郡から約150名、計350名が詰め掛け、着席できなかった観客は通路に座って観劇した。
全公演模様は、地元のジョグジャTVによって録画され、5月12日(土)午後7時30分よりニュースにて放映された。さらに、5月20日(日)より数回に分けて公演内容が放映された。

B期間: 2007年5月14日(月)から5月20日(日)
【第一プログラム】小学5年生を対象としたワークショップ

5月14日(月)から5月16日(水)にかけ、ワークショップ後に心理テストを行った。その後、児童の顔写真と心理社会的ケア担当者とファシリテーターの署名が入った修了証書授与式が行われた。これをもってデリンゴ郡内の全33の小学校において心理社会的ケアワークショップ事業を完了したことになる。
また、5月19日(土)には、精神科医の桑山氏が見守る中、スロパン(Seropan)第1小学校にて「ドラマ発表会」を行った。桑山氏は児童の創意工夫に溢れた台本と演技、小道具の使い方等に感心され、児童らも同氏との会合を大いに喜んだ。
NICCOの事業終了後の心理社会的ケアに関しては、現地NGOであるCSP(Child Sponsorship Program)が今後も継続的に活動を行っていく予定である。

【第二プログラム】コミュニティ対象の演劇を通じたワークショップ

5月19日(土)、ドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ 〜地震復興に向けて〜)」の選抜チームによる第5回目公演が、デリンゴ郡役所広場にて上演された。当公演をもって、デリンゴ郡における公演は全て終了し た。
開幕時には、心理社会的ケア担当の南と現地スタッフのハディによる挨拶があり、デリンゴ郡での公演を全て無事上演できたこと、デリンゴ郡の住民の協力に対する感謝の意を述べ、今後も選抜チームによる芸術活動が末永く継続されることを願うメッセージが送られた。続いて、デリンゴ郡長による挨拶があり、NICCOとジャパン・プラットフォーム(JPF)の心理社会的ケア事業によって、デリンゴ郡全体が地震復興に向かって活性化することができたことに非常に感謝しているとの言葉が述べられた。そ の後、NICCOがデリンゴ郡長と6村の村長に対する感謝状の贈呈を行った。

C期間: 2007年5月21日(月)から5月27日(日)
【第一プログラム】小学5年生を対象としたワークショップ

5月21日(月)から5月23日(水)にかけて、NICCOの専門家である精神科医の桑山紀彦氏による音楽ワークショップが、テロン(Terong)第一小学校の5年生と6年生を対象に行われた。
桑山氏が前年の6月にテロン(Terong)第一小学校の小学校5年生を対象として音楽ワークショップを開催しており、今回のワークショップは震災から一年を経たデリンゴ郡の児童や住民がどのように立ち上がり、復活してきたのかを検証するための最終総括として、同小学校の5年生と6年生を対象として開催されたものである。
廃材打楽器を使ったワークショップは、桑山氏の指導の下、NPO法人『地球のステージ』の石橋氏によるピアノ演奏が加わり、さらに昨年のワークショップを手掛けたファシリテーターのディンディ、ダニエルの2名を含む7名のファシリテーターが参加した。各児童が用意した廃材打楽器を使って各グループごとに練習し た後、地震をテーマにした詩を作成した。さらに、その詩をもとに作曲された「Ayo Bangkit!(立ち上がろう!)」に合わせて合唱と廃材打楽器を用いた演奏を行い、最終日には父兄らを招いて音楽ミニコンサートを開催した。 さらに、21日(月)には、ファシリテーター主導により既に開催された音楽ワークショップを、再度テムウ(Temuwuh)第一小学校の小学5年生を対象にして実施した。

【第二プログラム】コミュニティ対象の演劇を通じたワークショップ

5月26日(土)、ドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」の選抜チームによる最終公演が、インドネシア・テレビ公社(TVRI)ジョグジャカルタ局会場にて700名の観客を集めて上演された。これは、2006年5月27日にジャワ島を襲った「ジャワ島中部地震」の一周年記念公演として、インドネシア・テレビ公社(TVRI)、インドネシア公共ラジオ放送局(Radio Republik Indonesia)、ジョグジャカルタの第一新Kedaulatan Rakyat(KR)社がKRT委員会を形成、同委員会の要請を受けて、「Gelar Budaya Jogja Bangkit(ジョグジャカルタ地震復興文化公演)」の最終行事として開催されたものである。
公演では、脚本・演出家のブンダン氏の挨拶の後、心理社会的ケア事業担当の南からNICCOの事業終了に際して、ジョグジャカルタより受けた協力に関する謝意が述べられた。
さらに、スルタンの妻、ラトウ・ヘマス氏より、デリンゴ郡の選抜チームに対して、「Sumadya Patepan(スマディ オ パタパン:ジャワ語で「進化していく創造」)」との名が与えられ、舞台上でテムウ村村長と共にジョグジャカルタ市民に披露された。公演模様は、全てインドネシア・テレビ公社(TVRI)のジョグジャカルタ局と、インドネシア公共ラジオ放送局(Radio Republik Indonesia)のジョグジャカルタ局にて生中継で放映された。当公演をもち、心理社会的ケア事業における第二プログラムの公演活動は全て無事に盛況のうちに終了した。

D期間: 2007年5月28日(月)から5月31日(木)
【第一プログラム】小学5年生を対象としたワークショップ

終了済み。

【第二プログラム】コミュニティ対象の演劇を通じたワークショップ

5月28日(月)、ドラマツアー「Bantul Bangkit(バントゥルよ、立ち上がれ〜地震復興に向けて〜)」の選抜チーム「Sumadya Patepan(スマディオ パタパ ン、ジャワ語で「進化していく創造」)」による会議が開催され、委員会が形成された。
デリンゴ郡長を委員長とする委員会には、デリンゴ村、テムウ村、マングーナン村、テロン村の各村長を始めとする主要メンバー14名の委員が名を連ねている。スルタンの妻、 ラトウ・ヘマス氏より、デリンゴ郡の選抜チームに対して頂いた「Sumadya Patepan(スマディオ パタパン:ジャワ語で「進化していく創造)」の名の下、今後、地域復興・文化活動を積極的に行っていくことになっており、7月にはデリンゴ郡で開催予定のカトプラック・フェスティバルに出演予定となっている。


 

 


 


 

 

 


 

 


 

 

 
 

社団法人日本国際民間協力会(NICCO)京都本部
TEL: 075-241-0681 FAX: 075-241-0682 E-mail: info@kyoto-nicco.org

●ジャワ島地震緊急人道支援募金の受付  こちらの募金受付は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
1. 郵便振込:01070-5-60791 (通信欄に「ジャワ島地震募金」と記入)
  口座名:社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)

2. クレジットカードやジャパンネット銀行の口座からの募金:
GambaNPOのサイトへ!

  

国内事業アフガニスタン事業イラン事業ヨルダン事業ベトナム事業マラウィ事業
ホームNICCOとは情報公開協力方法書籍募集パーマカルチャーお問合せリンク
Copyright(c) Nippon International Cooperation for Community Development, all rights reserved.

アクセス解析CGI