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  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                【2006年10月9日(月)〜10月15日(日)】
                                                             ** 報告者:江崎 貴洋 **
                       (11月6日現在、インドネシアではスタッフ3名が活動しています。)               
     
 
 
 


耐震構造ワークショップと小学校再建 現地スタッフレポート7
 


○2006年10月9日(月) 工事48日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工※1)
■工数:32名(助監督1名 技術者1名 石工7名 大工7名 近隣住民16名)
■日報:現場は今日も順調です。今日は近隣住民のワギノ(A)さん宅を訪問しました。今回の地震では家屋の被害は少ないものの、地盤が沈下。このままでは大変危険な状態なので基礎部からの大がかりな改修を指示しました。しかしながら経済的にも現実的でないため、今後も改修計画の相談に乗ろうと思っています。可能なことから少しずつ前進するしかありません。

■訪問先:ワギノ(A)家(12:30-13:00)
■参加者:ワギノ・妻・息子(18)・娘(13)計4名
■構 造:木造+レンガ造平屋
■指摘事項:基礎部の改修
      木造への改修
      トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化


もちろん防腐剤も塗ります(近隣住民のラトミンさん)

○2006年10月10日(火) 工事49日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工・組立)
■工数:34名(助監督1名 技術者1名 石工8名 大工8名 近隣住民16名)
■日報:接合部の補強金物も届き、トラスの組立がはじまりました。鉄筋コンクリート工事の終了に伴い、第二回ワークショップ(鉄筋コンクリート工事)の補講を総復習として行い、正しい知識・技術を学べたかを確認しました。今日は近隣住民のムギミンさん宅を訪問しました。今回の地震で家屋は半壊。現在、改修中でレンガ壁から木壁へ改修しています。今後も工事を見守ります。

■訪問先:ムギミン家(12:30-13:00)
■参加者:ムギミン・妻・娘(22)・娘(12)・義父・孫(1) 計6名
■構 造:木造+レンガ造平屋
■指摘事項:筋交い※2・火打梁※3の導入
      トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化


組立てていきます

○2006年10月11日(水) 工事50日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工・組立)
■工数:38名(助監督1名 技術者1名 石工10名 大工9名 近隣住民17名)
■日報:だんだんカタチになってきます。今日は石工のンガディミン(B)さん宅を訪問しました。同じく石工のンガディヨさん(8月24日訪問)、ンガディキンさん(8月30日訪問)の兄弟にあたり石工三兄弟の三男になります。奥様は妊娠9ヶ月。来月に第一子が誕生します。

■訪問先:ンガディミン(B)家(12:30-13:00)
■参加者:ンガディミン・妻・父・母 計4名
■構 造:木造+レンガ造平屋
■指摘事項:トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化
 土台の重要性

 
三角形になってきました           たちあげてみると壮観です!   

○2006年10月12日(木) 工事51日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工・組立)
■工数:37名(助監督1名 技術者1名 石工9名 大工9名 近隣住民17名)
■日報:今日も現場は順調です。大工班・石工班ともに地道に作業を進めています。今日は石工のスカーさん宅を訪問しました。今回の地震では家屋がほぼ全壊。現在簡易の木造仮設で暮らしています。今後、この仮設住居を少しずつ強化していくようです。今後も改築を見守ります。

■訪問先:スカー家(12:30-13:00)
■参加者:スカー・妻・父・娘(4) 計3名
■構 造:木造+レンガ造平屋
■指摘事項:家屋の規模検討
       木造家屋の推奨


左官も順調です(石工三兄弟、次男ンガディキンさん)

○2006年10月13日(金) 工事52日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工・組立)
■工数:38名(助監督1名 技術者1名 石工10名 大工9名 近隣住民17名)
■日報:以前にも紹介しましたが、木工班(大工たち)は小学校裏のサルジオノさん宅前庭で作業をしています。学校が終わり、帰宅したサルジオノの妹イスティ(現在スコラメ小4年生)は、立派なトラスにびっくり。なんの説明もいりません。今日はココナッツ材の品質確認のため材木店に足を運んだので、訪問はお休みです。


サルジオノの妹・イスティの満足度★★★★★

○2006年10月14日(土) 工事53日目(7:00-16:00)
■工程:左官・木工事(トラス部加工・組立・設置)
■工数:38名(助監督1名 技術者1名 石工10名 大工9名 近隣住民17名)
■日報:たちあがってくると建築っておもしろい。村のみんなの想いが結晶化するのを一番感じるときです。自然とみんなのテンションがあがります。トラスを梁上まで持ち上げるのは、もちろん人力です。今日は垂木材の品質確認のため材木店に足を運んだので、訪問はお休みです。


設置にはいりました!立派!立派!

○2006年10月15日(日)
■日報:日曜日のため現場はお休みです。

<用語解説>
※1 トラス:三角形を基本に木材、鉄骨を組立てる構造。基本的にはどのような力がかかっても部材には引張か、圧縮の力以外は ほとんどかからない。
※2 筋交い:地震力や風圧力などの水平荷重による軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる部材で、建物全体を強固にするために必ず入れる。釣り合いをよく配置し、ねじれを生じないようにする。
※3 火打梁:二階床や天井の角の部分に入れる斜めの補強材。床や小屋組の水平剛性を高める。

 
 

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