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ホーム > ジャワ島緊急人道支援 > 緊急医療支援レポート34

  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                【2006年8月28日(月)〜9月3日( 日)

                                                             ** 報告者:久保田 智之 **
     
                 (9月3日現在、インドネシアではスタッフ3名が活動しています。)          
 
 
 


心理的社会ケアスタッフレポート6
 


○8月28日「Dr. K 参上」
8thセッション:ドラマ「脚本作り」
スコラメ小学校、カニゴロ小学校
ファシリテーター:ココ、ディマス、オクティ、ウニ、ニタ
スタッフ:久保田、ハディ

桑山さん&後藤さんの視察日。桑山さんは今回のプログラムのアドバイザーとして関わって下さっている精神科医。後藤さんはその桑山さんが主催しているNGO「地球のステージ」のスタッフさん。お二人ともそれぞれ日本と東チモールから、はるばるやってきてくれました。とても包容力に溢れたお二人。はじめは緊張していたファシリテーターたちもお二人の柔らかな笑顔にすぐに打ち解けることができた様子。セッション終了後、彼らの悩みにもその鋭い洞察力で的確な回答。その後のファシリテーターの納得の表情がとても印象的であった。ほんの数時間で彼らの心をがっちりと掴んでしまったお二人。そんな素晴らしい方々にバックから支えられ、サイコソーシャルワークショップはまだまだ続きます。

スコラメとカニゴロ共に、小グループに分けてのショートストーリーを実施。
ドラマへの慣れを深めた

  
左:桑山さんによる自己紹介&歌のプレゼント
中央、右:お返しに今日練習した劇を披露。しかし、まだちょっと恥ずかしさが残る

○8月29日「Dr. K 帰る」
8thセッション:ドラマ「脚本作り」
ジャティムリョ小学校、タンジュン小学校
スタッフ:久保田、ハディ
ファシリテーター:ニタ、ダニエル、リサ、ジャスティン

桑山さん&後藤さんの帰国日。わずか二日(実質1日半)という強行日程にも関わらず、久保田やファシリテーターに多大な影響を与えていただいたお二人に感謝。すごい人とは、ただ一緒に時間を過ごすだけで色々と勉強になるものです。

さて、この日はデンディが家庭の都合でお休みのため、ジャティムリョではデンディのサポートにまわっているジャスティンが仕切る。このジャスティン。少し斜に構えたところもあるもの、実はなかなかのやり手。発表会に向けてのチーム分けもバランス感覚の良い人選、リーダー選択でなかなかいい見る目を感じさせる。場を与えればきっちりこなす。個性豊かなファシリテーターたち。少々のアクシデントにもめげず、カバーしあえる実力は確実に育っているようです。

   


左上:桑山さん(左上2番目)&後藤さん(左)、本当にありがとうございました。
中央:今日の主役はジャスティン
右上:ブレイクゲームはミラーゲーム(まねっこゲーム)
左下:お茶目な動きが幾つも飛び出しました。

○8月30日、8月31日(※)「シンガポールで、京都に、出会った。」
8thセッション:ドラマ「脚本作り」
※9thセッション:ドラマ「練習」
テロン第一小学校、タンキル小学校
※スコラメ小学校、カニゴロ小学校
スタッフ:ハディ
ファシリテーター:ニタ、ルーシー、デンディ、ユスリ
※ファシリテーター:ココ、ディマス、オクティ、ウニ、ニタ

 インドネシアでは滞在ビザが30日しかおりず、更新のために一度シンガポールへ。セッションから離れることも期間中はこれが最後であるが、現地のことが気になる。とりあえず気を落ち着けるためにレストランを探すと、なんとあの知る人ぞ知る味千(京都のラーメン店)が!!まさかこんなところに来ているとは・・。京都の(味千を知っている)皆さん。シンガポールへお越しの際は、ぜひ一度ご賞味あれ。本当にあの味千かどうかは保障しかねますが・・・

  
シンガポールにて味千発見。日本食食べたい引力に引き寄せられる。
麺のコシへのこだわりはいまいち浸透していない様子。
しかし、一方でチャーシューは驚きの柔らかさ。とろけてしまいました。

○9月1日「再びジョグジャ」
9thセッション:ドラマ「練習」
ジャティムリョ小学校、タンジュン小学校
スタッフ:久保田、ハディ
ファシリテーター:ニタ、デンディ、リサ、ジャスティン

 シンガポールから帰国。久々のデリンゴ。セッションは順調に進みつつも少しずつ、困難も現れ始める時期。タンジュンのリサチームでは、ストーリー作りの段でディスカッションの収集が着かず、話が上手くまとまらない。リサからはそのイライラと辛さがその表情から見て取れる。
 確かにストーリー作りは一つの山場である。これからの発表会に向けて、こちらが提示したものをただ演じるのと、自分たち(子どもたち)が自ら作ったものを演じるのとではその愛着も情熱も達成度もまったく別のものとなってしまう。その点から、彼らの意見をしっかりと引き出して、自分たちで作っているんだ!!という実感をもたせることは非常に大切なことである。しかし、ファシリテーターの側から見れば、ドラマのクオリティを維持しつつ(最終的にお客さんが見て理解できるものを作らなくてはいけないため)、彼らの意見に柔軟に対応するためには、彼らの想像の範囲以上にイメージなどを準備する必要がある。これは単に一つのアイデアを提示することよりも困難な方法である。
 この日はリサに付きっ切りでサポートし、最終的には次回までに彼らの話をまとめて台本を作り、それをもとにもう一度話し合いをするという方向でセッションは終了。なんとか踏ん張ってくれたリサ。ほんとに良く頑張ってくれました。

  
左:はじめは歌指導ではリラックスしていたリサだったが・・・
右:外では校庭内の瓦礫の撤去作業が始まりました

○9月2日
9thセッション:ドラマ「練習」
テロン第一小学校、タンキル小学校
スタッフ:久保田、ハディ
ファシリテーター:ニタ、ルーシー、ダニエル、ユスリ

 練習も三回目ともなると各学校、そして各子どもたちにもドラマに対しての個性が表れ始める。前回を順調に話し合い進んでいた両校。この日も引き続き話合い、そして練習を実施教室にて皆で固まって円を作り、じっくり話し合いを進めるテロンに対し、シチュエーションと流れのみ決めて、実際練習をしながら、セリフを固めていくスタイルをとるタンキル。それぞれがそれぞれに考えて生み出されるスタイル。人の個性がさらに折り重なって、どんどん立体的になっていく。次の練習が早くも楽しみである。

  
左:意識の高いタンキルの子どもたち
中央:小道具も紙も自分たちで用意
右:痛がる姿も結構リアルで上手かった。


○9月3日「遠足日和」
10thセッション:遠足
スコラメ小学校、カニゴロ小学校、ジャティムリョ小学校、タンジュン、テロン第一小学校、タンキル小学校
ファシリテーター:ココ、ディマス、オクティ、ウニ、ニタ、デンディ、リサ、ジャスティン、ルーシー、ダニエル、ユスリ
スタッフ:久保田、ハディ

 今日はドラマも一段落しての小旅行。朝早くの集合にも子どもたちはもちろんファシリテーターのテンションも高い。この日のコースは王宮跡地→被災地→空軍博物館という日本の学校遠足のような教育的セレクト。出発前にはみんなで掛け声や歌などを行い、他学校の生徒と触れ合うことも今日の大きな目的の一つである。
 どっきり企画で仮装も準備。空軍博物館の広場にて全員集合。みんなで遊ぶ。ドラマのプレゼンテーションを控えていたため、ファシリテーターがショートドラマを作り、子どもたちの前で披露。久保田も三枚目役で出演。セリフは「サケー(痛い)」のみ。しかし、予想外に子どもたちからうけをゲット。やはりお客さんの暖かいリアクションはうれしいもの。この感覚を子どもたちにもぜひ味わってほしいと思う。

 帰りのバスの中ではファシリテーターからドラマの練習を1セッション増やしたいという要望。彼らのやりたい気持ち、完成度を高めたいという熱い気持ちが嬉しく感じた・・が回答は次回まで保留とした。

  


左:出発前に手紙の友達と握手。
中央左:広場ではみんなで大合唱。
中央右:・・観劇タイム。
右:最後は全員集合写真で〆

 
 

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