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耐震構造ワークショップと小学校再建 現地スタッフレポート3
○2006年8月28日(月) 工事12日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(水締め(※1)・突き固め(※2)) ■工数:24名(助監督1名 石工6名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:割ぐり地業(※3)も順調に進み、再び砂を入れ水締め・突き固めを行います。今日は現場監督で現地建築家のデゥイ・助監督のトゥーリマンと明日予定の第1回ワークショップの打合せを行いました。そのため訪問はお休みです。それぞれの意見を交換しワークショップの内容を決めていきました。 今日も現場は順調です。 ○2006年8月29日(火) 工事13日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(水締め・突き固め) ■工数:25名(助監督1名 石工7名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:第一回ワークショップ(土工事・基礎地業工事)を行いました。イラストを多く用いた資料を作成し、小学校のホワイトボードをお借りして建築理論から講義しました。その後、実践で工事の要点を押さえました。質問も多く、みんな真剣です。 ワークショップ講義風景 今日は大工のムジオノさんのお宅を訪問しました。 □訪問先:ムジオノ家(12:00-13:00) □参加者:ムジオノ・妻・娘(14才)・両親 計5名 □構 造:木造+竹造平屋 □指摘事項:筋交い(※4)・火打梁(※5)りの導入 トラス屋根(※6)(特に登梁・母屋)の強化 土台の重要性 ○2006年8月30日(水) 工事14日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(捨てコンクリート地業) ■工数:26名(助監督1名 石工8名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:捨てコンクリート地業(※7)に進みました。 捨てコンクリート地業に進みました。 今日は大工のンガディキンさんのお宅を訪問しました。今回の地震ではレンガ壁が倒壊、現在修復中です。応急措置として控壁(バットレス)(※8)の導入を指示しました。今後も修復工事を見守っていこうと思います。 □訪問先:ンガディキン家(12:00-13:00) □参加者:ンガディキン・妻・娘(6才)計3名 □構 造:コンクリート+レンガ造平屋 □指摘事項:バットレス(控壁)の導入 火打梁の導入 トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化 ○2006年8月31日(木) 工事15日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(捨てコンクリート地業・鉄筋加工) ■工数:26名(助監督1名 石工8名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:今日から平行して鉄筋加工を行います。 鉄筋を切断していきます。 今日は大工のミスカンさんのお宅を訪問しました。今回の地震で半壊、現在修復中です。今後も建設を見守ろうと思っています。 □訪問先:ミスカン家(12:00-13:00) □参加者:ミスカン・妻・息子(18)・息子(8)・両親 計6名 □構 造:コンクリート+レンガ造平屋 □指摘事項:控壁(バットレス)の導入、木造屋根の推奨 ○2006年9月1日(金) 工事16日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(鉄筋加工) ■工数:26名(助監督1名 石工8名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:人力のみの鉄筋加工。帯筋(※9)、あばら筋(※10)を量産していきます。 もちろん折曲げは人力です。 今日は石工のサギミンさんのお宅を訪問しました。今回の地震で屋根が半壊、現在修復中です。今後も建設を見守ろうと思っています。 □訪問先:サギミン家(12:00-13:00) □参加者:サギミン・妻・息子(16) 計3名 □構 造:木造平屋 □指摘事項:控壁(バットレス)の導入 トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化 ○2006年9月2日(土) 工事17日目(8:00-16:00) ■工程:土工事・基礎地業工事(鉄筋加工・組立) ■工数:26名(助監督1名 石工8名 大工7名 近隣住民10名) ■日報:今日も現場は順調です。どんどん帯筋、あばら筋を量産しております。 毎日、道具の手入れ・数量確認を欠かしません。 今日は近くに住んでおり、建設のお手伝いをしてくれているサルジオノさんのお宅を訪問しました。 □訪問先:サルジオノ家(12:00-13:00) □参加者:サルジオノ・両親・弟(15)・妹(14)・妹(10) 計6名 □構 造:木造+レンガ造 □指摘事項:控壁(バットレス)の導入 火打梁の導入 トラス屋根(特に登梁・母屋)の強化 ○2006年9月3日(日) ■日報:日曜日のため現場はお休みです。 <用語説明> ※1 水締め:埋め戻しなどの材料が砂の場合、水をかけてやるとよく締まる。 ※2 突き固め:どんつきなどを用いて突き固める。 ※3 割ぐり地業:割られた角張りのある石:割栗(わりぐり)を利用した建物の基礎の下の部分のこと。 ※4 筋交い(すじかい):地震力や風圧力などの水平荷重による軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる部材で、建物全体を強固にするために必ず入れる。釣り合いをよく配置し、ねじれを生じないようにする。 ※5 火打梁:二階床や天井の角の部分に入れる斜めの補強材。床や小屋組の水平剛性を高める。 ※6 トラス屋根:三角形を基本に木材、鉄骨を組立てる構造の屋根。基本的にはどのような力がかかっても部材には引張か、圧縮の力以外はかからないというか無視してもよい程度。 ※7 捨てコンクリート地業:構造物の底部に粗いコンクリートを、本体の工事にさきがけて打設し、構造の基礎の型枠や鉄筋の設置を容易にしたりするための構造部の強度とはあまり関係のないコンクリートのこと。 ※8 控壁(バットレス):構築物の倒壊を防ぐための壁。 ※9 帯筋:柱の主要な鉄筋を囲むように加工された鉄筋。 ※10 あばら筋:梁の主要な鉄筋を囲むように加工された鉄筋。
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