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  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                  【2006年7月23日(日)〜7月28日( 金)

                                                                      ジョグジャカルタ 安達恵子
     
       (7月28日現在、インドネシアではスタッフ3名が活動しています。)          
 
 
 
○2006年7月23日(日)
 本日は物資配給の残りをもう一度分配するということで、テロング村の村長宅に向かった。朝の清々しい空気の中に映るライステラスは、これまた素晴らしい!いつも見慣れているだろうと思われる住民も歓声を上げるほどだ。
 8:15分、40人以上の各隣組長を前に村長の挨拶で会が開始された。本日は多くの催しを計画されているとのことで、私達の配給もこの場を借りて実施する。私のつたないインドネシア語と覚えたてのジャワ語を混ぜて挨拶をすると、うんうん、と頷きながらまるでわが子の発表会を見守る父兄のように、皆が耳を傾けてくれる。ちょっと恥ずかしい…。ローカルスタッフによるその後のフォローは抜群!彼の言葉使いや話し方にはいつも感心させられる。
 全ての配給が終了する。もう、ここにお邪魔する機会もないのかな!? そう思うと少し淋しい思いにさせられた。

○2006年7月24日(月)
 本日も良いお天気に恵まれた。物資配給の残り全てが今日終了。あんなにも多くあった物資の全てが、必要とする住民に配給することが出来たかと思うと感無量!やや筋肉痛な腕を揺らしながら拍手と共に終了する。
 デリンゴ郡の事務所の皆さんとも仲良くなり、ここぞとばかりに今後のNICCO活動における協力を求める会話を進めると共に、本日までのご協力に感謝を添える。
 
 
            最後の配給                            壮大な景色
 
○2006年7月25日(火)
 本日はうす曇り。晴れると素晴らしいデリンゴの中腹からの景色ではあるが、本日は墨絵のようで、これもまた乙なものであった。
 早朝は幼稚園テント配給のモニターリングを行う。意図あり突然の訪問にも拘らず、どの幼稚園も快く迎えてくださる。どこに行っても子供達は可愛いーーっ☆各幼稚園でわずかな時間ではあるが授業に参加すると、これが結構面白い。なんせ言葉の面においては、私にはちょうど良いペースだったりするし、『あ、そうなんだ』と勉強になることまであったりする。私の知能指数も幼稚園並みかしら!? 震災の影響で限られた教材の中での授業ではあるが、元気な子供達にとっては見るもの触るもの全てが教材と化する。この訪問で、こんな私も彼らの教材になれたら嬉しいな☆
 
 
            3人官女                             幼稚園授業風景

○2006年7月26日(水)
 本日は昨日に引き続き幼稚園モニターリング。途中「Keiko、車の調子が悪いんだけど…」と運転手さん。おっと、もう山の中腹じゃない。頑張ってーーっ!「どこが調子悪いの?」「乗ってて分からない?ガタガタして乗り心地が違うでしょ?」そ、そうかなぁ?こんなに大きなお尻してるけど、私には分からない。「ちょっと直してもいいかな?」さすがにここから歩いてデリンゴの村々をまわる訳にはいかないし「お願いします」
 …数分経過…
 「直ったよ」「ありがとう、じゃあ行きましょうか」と発進。♪ふんふ、ふーん…、と運転手さんの鼻歌が流れ始めた。我が愛車が復活してご機嫌の様子。でもね、ごめんなさい。私には、どこがどう直ったのかやっぱり分かりません…。
 
 
    子供を待つ間、仕事に精を出す母親達                 うちの子どうかしら?

○2006年7月27日(木)
 本日は用事を済ませた後、先月のモバイルクリニックで気になってた患者さんを探しにご自宅へ。車を降りたと同時に「おおー、よく来てくれたね」と家族に出向かれ、挨拶を交わす。話によると、現在はジョグジャカルタ市内の施設に入所しているとのこと。じゃあ、早速行ってみようということで、山を降りる。
 身体障害者施設に関しての情報や現状を知らなかったせいもあるが、小規模ながらしっかりとした施設と見受けた。車椅子専用のリハビリ施設である。
 患者さんとはひと月ぶりの再会で、笑顔で迎えてくれた。現在の状態やリハビリの様子などのお話を伺う。看護師の視点から観ると、自力歩行までの回復は厳しいと判断するが、可能性はもちろんゼロではない。人間の持つ生命力なるものは奇跡をもたらすことも少なくない。まだ24歳と若いこの患者さんにも、是非とも頑張ってもらいたい!

 
            並んだ車椅子                      リハビリテーション施設

○2006年7月28日(金)
 今夜はジョグジャ最後の夜。とうとうこの活動も終わりとなった。この期間の週報を読み返すと、わずか2ヶ月間で多くのことを感じてきたことを改めて知ると共にこのようなチャンスに恵まれたことを感謝する。
 そして、今夜は佐藤さんの計らいで送別会を開いてくれた。もちろん会場に到着するまで私はそんなこととは知らず…。みんなで8名の宴。感謝の気持ちが胸をこみ上げる。本当に良いスタッフに囲まれて活動できたことが幸せである。この気持ち絶対に忘れません。
 多くの方へ心から感謝しながら、明日日本へ帰国する。仲間や友人から頂いた寄せ書きは、日本へ向かう飛行機の中で読むことにしよう…


             最後の晩餐

Terima Kasih Banyak!
(本当にありがとう!)

ジョグジャカルタ
安達恵子
 

社団法人日本国際民間協力会(NICCO)京都本部
TEL: 075-241-0681 FAX: 075-241-0682 E-mail: info@kyoto-nicco.org

●ジャワ島地震緊急人道支援募金の受付
1. 郵便振込:01070-5-60791 (通信欄に「ジャワ島地震募金」と記入)
  口座名:社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)

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