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  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                  【2006年7月9日(日)〜7月15日(土)

                                                                      ジョグジャカルタ 安達恵子
     
       (7月15日現在、インドネシアではスタッフ3名が活動しています。)          
 
 
 
○2006年7月9日(日)
 本日は2箇所の幼稚園へのテント配給。ディリンゴ郡の幼稚園は震災の影響で全壊・半壊などの被害を受けているが、崩れた煉瓦の欠片からでも元の形を多少連想することが出来る。幼稚園によって建物のカラーが全く違う。こじんまりとした木の建物もあれば、建物全体に色取り取りにペイントされているものもあり、それを見て廻るだけでも充分面白い!
 その中でとてもインドネシアらしいと感じた幼稚園があった。日本でもお馴染みのドラえもんとその仲間達がペイントされている横に、イスラムのお祈り風景が描いてあったのだ。日本は多宗教であり無宗教の人も多いが、ここインドネシアは90%を超える世界でもトップクラスに挙がるイスラム宗教国。そういえば、どこの幼稚園にもお祈りの方法が絵図されたものがあったことを思い出す。そして、当然気になるその隣を見てみると、クレヨンしんちゃんが…。面白い、実に面白い!


                   とある幼稚園の壁

○2006年7月10日(月)
 本日は3箇所の幼稚園へのテント配給。朝一番のさわやかな空気にすっかり心地良さを感じ、その後のことも考えず日焼け止めも持たずに気を抜いてしまったのが失敗。時間と共にギラギラの太陽が顔を出し、現場監督にちかいテント配給作業は30代の女性にはやや堪える。今日一日でかなり日焼けしたような…。前回インドネシアから帰国する前にもガンガンとお肌を焼いてしまい後悔したことがあったのにも拘らず…。約2ヶ月の京都暮らしで、せっかく白さを取り戻しつつあったのに、ううう…。30歳超えると白く戻るのにも時間が戻るのよね。ああ、またしてもやってしまった…。
 そして本日はたまたま訪れた場所で、結婚式の真っ最中であった。もちろん真っ先に駆けつけ写真をパシャリ!お幸せに!
 

               新郎新婦のご両人                                   結婚式会場

○2006年7月11日(火)
 本日はVISA更新の為にシンガポールへ。シンガポール空港はちょっと寒いのが難点だが、いつ来ても綺麗で感激する。Freeのネットサービスや飲水サービスなど日本も顔負け。降り立っただけで、ちょっとラッキーな気分になる。それに空港の中だけでも充分時間が費やせるのはありがたい。それに比べジャカルタの空港では、トイレで備え付けティッシュに出会えると、めっちゃラッキー!これって、どうなの?頑張れインドネシア!!
 実は飛行機が苦手である私が本日は3度も飛行しなければならなかった。少し揺れると「もしかして落ちるんじゃない!?」と緊張。もし緊急事態が発生して墜落するとなれば、“まず誰のことを考えるか”とか“めっちゃ親不孝になるな”とか考え始めれば限がなく、“ああ、遺言を書いてくるべきだったな”と訳の分からない後悔をしてみたり…。ゆっくり眠るどころかソワソワするばかりで、貴重な休日も何だか肩が凝ってしまった。
 航空会社の文句で「空の旅をお楽しみ下さい」とよくあるが、私にとってはお楽しみどころじゃないんですが…。こんなこと考えるのって私だけかしら!?


○2006年7月12日(水)
 本日は最高のロケーション。その幼稚園は緑のライステラスに流れる小川、どこかで牛の鳴き声が聞こえる私の大好きな環境!モバイルクリニックをはじめとして、既に多くの村や地区に足を運んだが、ここは3本に指に入れておこう!
 

                  白く光るNICCOテント                                最高のロケーション

○2006年7月13日(木)
 本日は目覚めた時点で既に小雨が降って肌寒さを感じた。今回のジャワ島に飛んで初めての雨。震災直後ディリンゴ地区では2・3日雨に降られたとのことであったが、それ以降の雨となった。
 しかし、山中での雨がこんなにも寒いものとは思ってもいなかった。風も強く小雨からやや大降りになっている中、テント組み立てが行われた。急がないから小降りになるまで待ってから作業を開始すればいいとの言葉を掛けるも、ここは職人魂なのか、続けて作業が行われた。屋根の下にいても寒い、寒い、寒い。温かい紅茶を入れてくれたが、口の中が緩むほどに甘くて飲めない…。身体は寒さに縮こまるが口は緩む…何だ何だこの感覚は、一体?
 なんとも厳しい一日になった
    

                雨の中の職人魂                  カシューナッツの実

○2006年7月14日(金)
 本日は子供達が遊ぶ中でテント組み立てが行われた。危険さえなければ子供達の反応を見るためにも絶好のチャンス!
 はじめは何が建つのか少し離れたところから覗くように見ていたが、気が付けば直ぐ傍でキャーキャーと騒ぎ始めた。「このテントどう思う?」と聞いてみると、「綺麗!」と返事が返ってきた。真っ白なテントは清潔なイメージがあるようだ。次に「この中(テントの中)、暑いでしょ?」「暑くないよ」。OK、OK!「テントの中ちょっと怖くない?」「怖くない」。好感触!
 

               森の中のテント                            テントの中で遊ぶ子供達

 夜は佐藤さんと林田さんの3人で、とあるレストランへ。ジョグジャにこんな素敵なレストランがあるとは!像がモチーフになっており雰囲気も良い感じ、外国人しか姿が見えなかっただけあってインターナショナルな味付けで悪くないし、値段もいい。たまにはこんな息抜き必要ですよ、ね!?


○2006年7月15日(土)
 本日は朝からドンよりと重い雲がぶら下がっており、先日の寒さを思い出し思わず身震いする。ここしばらくこんな雲の多い日が続く。
 配給作業も残すところ本日と明日のみ。この1週間、どこの幼稚園に行ってもお茶や軽食、食事が持て成された。物資配給作業のアセスメントの為に以前何箇所かの村や地区を廻ったが、どこも「お米が足りない」「食べ物もまだ充分ではない」との声を聞いていただけあって、私達の為にありったけの食事を準備して下さったことに心から感謝。また、その多くが「この残りも持って帰って家で食べて」と持たせてくれた。
 高校を卒業してから約10年間京都市内で一人暮らしをしていたが、久しぶりに実家に帰ると父や母がわが子にも拘らず、こうやって持て成してくれたことを思い出す。そして、京都に戻る前にはいつも沢山のお弁当を持たせてくれた。決して裕福な家庭ではなかったが、このような心を私も受け継いで生きたい。
 その温かい気持ちは別にして何をとっても実においしい!インドネシア料理は基本的に唐辛子がふんだんに入っており、香辛料と共に深みのある辛さが後を引く料理が多いが、ジャワ島料理は甘いのが特徴。日本人の口には合い易いはずである。以前2年間のインドネシア生活で8Kgの体重増加を経験しているだけあって、今回は気をつけてはいたが、やはりおいしい物はおいしい!また、おいしい物はおいしく食べたいので、ガッついてしまった1週間であった…。


         組み立て終了後のひと時

以上
 
 

社団法人日本国際民間協力会(NICCO)京都本部
TEL: 075-241-0681 FAX: 075-241-0682 E-mail: info@kyoto-nicco.org

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1. 郵便振込:01070-5-60791 (通信欄に「ジャワ島地震募金」と記入)
  口座名:社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)

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