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  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                   【
2006年6月14日(水)、15日(木)】
                                                                            安達 恵子(看護師)
     
       (6月15日現在、インドネシアではスタッフ2名、看護師1名、医師2名が活動しています。)          
 
 
 
 
 元気のもと、子供達の笑顔。                       松田医師も加わって。NICCO医療チーム。

○2006年6月14日(水)

 本日はテムウ村のングランペンガンでの診療。途中でデリンゴの診療所に寄ると、近所の小学3.4年生の子供が楽しそうに遊んでいたので、私も一緒に遊びながらインタビューをする。食べ物はお腹いっぱい食べられているし、おやつも毎日食べているとのこと。また、テント生活している子供であったが夜も寒くて眠れないことはないと話していた。カメラを向けるとお茶目なポーズをとってくれた。私達の診療場所近くには保育園もあり、可愛い制服を身にに付けた子供達に逢うことが出来た。どこの国にいてもやはり子供はかわいくて、つい目じりが下がってしまう。

 診察は予防注射と重なったこともあり、賑やかな場所となった。まるでイベント劇場である。この村での娯楽はなんであろうか?ついそんなことを考えてしまった。毎日薬屋さんで精一杯であり、なかなかゆっくりと住民と話をする時間が取れないのが残念である。

 9時〜12時15分までの診療を終えた後、一息つく。毎日この時間がたまらない!みんなで何かを達成した充実感をおしゃべりと共にひしひしと感じる時間である。疲れはあるものの、笑顔がこぼれる。

 そして、今日から松田医師とスタッフ佐藤さんがチームに加わり、ひと回り大きくなったNICCOチーム。いつものミーティングテーブルが小さく感じる。明日からモバイル診療は医師2人による新体制。新たな試みで結果が見えないこともあり不安もあるが、どのようになっていくのか楽しみである。
 
○2006年6月15日(木)

 本日はこの先に行けば秘境に迷い込んでしまうのではないだろうかと思わされるような診療開始後一番の枝の先。車に揺られるごとにワクワク感がプラスされていくのは、田舎育ちのせいなのか!?

 本日より松田医師をはじめとする新体制での診療に加え、初のテントの中での診療となった。皮膚科疾患が多い中、テントの中での診療は明るさに欠ける。このテントもそうであったが、この暑い地域になぜ故テントの多くは黒色・深緑色なのか?テントの周りをロールアップすれば風は通るが、日中に降り注ぐ太陽のエネルギーはこのテントを使用する者にダメージを与えると思えて仕方がない…。学校に使用されているテントもそうである。多くは支援された立派なテントが使用されているが、黒や緑色のものが目に付く。強烈な太陽光線は遮られても、果たして勉強できるだけの十分な明るさがあるのだろうか!?目的用途にも異なると思うが、同じ支援を行うならば色の使い方を考えると更に効果はアップするのではないだろうか。不足物資をただ与えるだけの個数問題だけではなく、与えることによる効果とより高まる効果を念頭に、あと一歩深く踏み込んだ支援が出来れば花丸だと感じた朝だった。

 本日も予防接種に便乗する診療体制であり、小児や母親が多くなる予防接種はどの地域においても騒がしくなる傾向である。そのざわめきは医師の診療の円滑さを妨げる上、アイダ医師は小児が苦手と言うこともあり、限られた範囲の診療場所における各配置場所に気を遣う。また、本日は2人の医師による診察初日でありリズムに乗るまでにはやや時間を要したが、予想していた混乱も少なく丸いリズムを取ることが出来た。患者数が70名だったことも混乱を回避できた要因だったのではないだろうか。しかし患者の振り分け方のついては、もう少し工夫も必要であるため検討する。

 診療となると事務的な回転になりがちでありじっくりと話す時間を持ちにくいが、やっぱり村人と接すると心が弾む!ボランティア活動は「自己満足」と言われればそれまでだが、それでもいいじゃないかと最近は思えてきた。これから進んでいきたい国際協力について考えるポケットをここで1日1日と増やしていき、自分の理想に近づくことが出来れば幸いである。


 テント下での初診療。
 
 

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