社団法人 日本国際民間協力会
ホーム情報公開協力するには書籍募集情報パーマカルチャーお問合せリンク
国内事業アフガニスタン事業イラン事業ヨルダン事業ベトナム事業ラオス事業
アフガニスタン事業紹介  

ホーム > ジャワ島緊急人道支援 > 緊急医療支援レポート2

  ジャワ島地震緊急医療支援レポート

                                    【2006年
6月4日(日)〜7日(水)】
                                                                            安達 恵子(看護師)
     
       (6月7日現在インドネシアではスタッフ2名、看護師1名、医師1名が活動しています。)          
 
 
 
 
 テロング村にて。NICCO巡回診療所の目印!     東ティモール人医師(アイダ)の診療の様子

 2006年6月4日(日)
  本日現地時間午後4時40分にジャカルタに到着。言語面においての不安もよそに、約2ヶ月ぶりのインドネシアに胸を弾ませる。心配していた暑さはそれほど感じず、予想外に過ごしやすい気候であった。
  手配していただいていたガイドさんに迎えられホテルへ向かう。到着後、折居さんへ無事ジャカルタ到着の連絡を入れ、明日の予定等の業務連絡を受ける。

 2006年6月5日(月)
 午前10時、飛行機でジョグジャカルタ(通称:ジョグジャ)へ向かう。インドネシア協力隊員時代には何度かジョグジャカルタの空港まで来たことがあるが、全てトランジットで終わってしまっていた為、足を踏み入れたのは今回が初めてであった。見慣れていた空港も大きく形を変えており、ショックと共に被災地へ舞い降りた緊張感を感じる。
 一旦ホテルでチェックインした後、森田さん・ガイドと共に本日診療されるバントゥル県のテムウ村へと向かう。倒壊した家屋が並ぶ被災現場を横目にしながら、車内で森田さんより大まかな計画についての説明を受ける。現状や方向性をしっかり把握していない為に若干不安はあったが、頭で考えるより先ずは身体で感じようと考えている間に現地へ到着する。
 既にアイダ医師による診療は開始されていた。そこに集まっておられた方達の多くは高齢者であり村独特の空気を感じた。一通りの様子を窺った後、地元の助産師さんと交代して診察前の血圧測定を行う。食生活習慣からと思われる高血圧患者が多いのは、ここに限ったわけではなくインドネシア全体に言えることではあるが、200以上を超える患者さんが1人2人ではなかったことに改めて食生活習慣の改善が必要であると思わされた。今回の地震に関連した血圧上昇とは考えにくいことを患者さんの表情や言動から推測する。
  今回この地域において110人を越える多くの患者さんが診察を希望されたことは、継続された診療を受けることが困難であることを示しているのではないだろうか。緊急性を要する場合であるなら管轄の診療所(現地ではプスケスマスと呼ばれる)へ向かうだろうが、その後のフォローはどうなっているのだろうか?結果はそれとなしに見えてくる。また、測定後に「血圧はいくらだった?」と聞かれる方も多く、自分の健康への関心が高いことが分かる。よって、ここで健康指導を行えば、浸透しやすくなると思われるが…。次回診療所職員にこの様な情報提供を行うことも考慮したい。
 夕食後、折居さんと森田さんからそれぞれに今までの情報やこれからの計画、NICCOの契約関係について説明を受ける。部屋へ戻り残薬のカウントと患者リストの作成を行う。何がどのように動いていくのか要領がつかめないまま始まった第一日目であったが、疲れ以上に楽しさが残った。

 2006年6月6日(火)
 午前7時から朝食を兼ねたミーティングの後、折居さんと共にバントゥル県の保健局へ向かうが、Drと会うことは出来なかった。デリンゴの第二診療所のバグス医師 にお会いし、昨日の診療結果をもとに降圧剤の提供を依頼し、降圧剤と利尿剤を各1種類の提供を受ける。その後翌日に診療が行われる予定のデリンゴの会場へと足を運び、今後の予定を確認。また、第一診療所で医師やスタッフへの顔合わせをした後、本日の診療所へ向かう。
 ジャティムリヨ村は昨日のテムウ村に比べ民家はそれほど密集していない地域。本日は午後12時半からテント下での診療となり、私は薬品詰めに徹する。要領が悪く、出だしからややゴタ付く面があったが、医師が処方される薬品パターンが見えてくるとやや動きやすくはなった。本日も高齢の女性が多く、診療所はいつの間にか井戸端会議場のように変身していた。今回は診療という項目で村の皆さんが集まってはいるが、目標は決して医療だけではないことに気が付いた。薬詰めに時間が掛かっているせいもあるだろうが、いつの間にか笑顔の中に埋まった自分がいて、被災者の皆さんの絶えない笑顔にこちらが元気付けられた。こうやって笑顔を作るきっかけを作ることも含め、巡回診療は一石三鳥、いや、それ以上の意味を持つかもしれない。16時半の終了時には誰もがやや疲れを感じているようではあったが、協力できた一体感は得られた。

 2006年6月7日(水)
 本日は午前9時半からデリンゴ地域での診療が開始。診療所からの看護師1名と助産師1名によるヘルプがあったため、わりとゆとりを持った流れであった。そのうちの助産師はジャワ語通訳としてドクターの片腕となって頂いており、高齢者が多くを占めるこの診療においては通訳の必要性を強く感じる。また、薬の飲み方や稀にある継続治療が必要な患者さんへ対する説明においても、やはり同じ言葉を使う現地の方の協力なしには考えにくい。
  13時、大きなトラブルもなく診療終了。現地の方が用意してくださった昼食を頂き、帰路につく。ミーティング後アイダ医師と街中へ出かけ息抜きを兼ねて不足している薬品を購入。成人・小児用ビタミン剤はどこの診療においても一番多く処方される為、出来るだけ多くキープしておきたい薬品ではあるが、どこの薬局もストックが少ない為に常に探しまわる必要性が出てきそうである。デリンゴの保健局に提供依頼する予定ではあるが、期待は出来そうにない。
本日はわずかな時間ではあったが街中に出るなどして気分転換が図れた。アイダ医師と2人で、女性観光客になった気分であった。

 
 

社団法人日本国際民間協力会(NICCO)京都本部
TEL: 075-241-0681 FAX: 075-241-0682 E-mail: info@kyoto-nicco.org

●ジャワ島地震緊急人道支援募金の受付
1. 郵便振込:01070-5-60791 (通信欄に「ジャワ島地震募金」と記入)
  口座名:社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)

2. クレジットカードやジャパンネット銀行の口座からの募金:
GambaNPOのサイトへ!

  国内事業アフガニスタン事業イラン事業ヨルダン事業ベトナム事業ラオス事業
ホーム情報公開協力するには書籍募集情報パーマカルチャーお問合せリンク
Copyright(c) Nippon International Cooperation for Community Development, all rights reserved.
アクセス解析CGI